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言の葉ひらひら  作者: Jade
2/100

青い熱

潮の匂いが

まばらに寄せる


入り込んだ砂粒を

掻き出して


漂う苦笑


交わる視線


波打つ明るさを

君も僕も

持っていて


一拍


二拍


緩く流れる時間を

共有できる人は

案外少ない


切り替わる近さ


巡る心


潮の匂いが

強く迫る


約束の儚さを

君も僕も

知っていて


言葉の先を

失った


この手に

何を

留めるのか


今日が永遠に続けばいいのに


苦し紛れの指先を

さまよわせたまま

結ばれない視線


振り切って

首を傾げた


肩を竦めた君は

大人なんだね


曖昧なものは

曖昧なままに


クリアさは

置いていこう

この

夏の岸辺に


涙は出ないから

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