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言の葉ひらひら  作者: Jade
100/100

送り火

誰が帰っていったのだろ

あの幻みたいな

舟に乗って


想いが燃える灯火

風雨に耐えて

鳥居をくぐる


啼かぬ狐が

見つめる

水平線


二酸化炭素になるんじゃないの


わかってても

そう言いたい


業だね


逃れられないから

ため息みたいに

シを唱える


掻き合わせた物語は

お雛様のようで


流れていく


流していく


時のように


書き込んだ文字は

来夏

忘れているのだろう


色とりどりの残影だけが

裾をひいて


闇に戻る


山陰の月が

雲霞を照らしていた


*************


あの橋の向こうに

君がいる

残酷で

  優しい

 嘘


信じたいんだよ

    いつだって




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