初めての仲間
『レベルアップしました。レベルアップしました。オールウエポンLv6になりました。オールマジックLv5になりました。竜殺しの称号を手に入れました。』
頭いてー!よりによってウエポンとマジックが同時に上がりやがった!嫌がらせか!片方上がるだけでどれだけの技や魔法が頭に流れ込んでくると思ってるんだ!うぇ!気持ち悪い…。せめて間がほしかったぜ。
「あ、あの、助けていただいてありがとうございます。」
「ん?ああ、気にするな。みすみす食われるのを見たくなかったからな。」
「貴方は何者なんですか?」
何者ねぇ…。
「ただの旅人だ。」
異世界を架けているけどな!嘘ではない。
(ジョブの名前を変えますか?能力が多少下がりますが。)
声に出すと不審がられるな。念じて話す。
(下がったら困るだろうが!いいよ!このままで!)
「そうですか。私は…」
「ここから徒歩で魔物に襲われずに行くと二時間ほどの所にある村の住人で、その村のために生け贄になろうとしたやつだろ?」
「は、はい。」
「多少時間がかかるが、これから全ての竜を退治するつもりだ。安心しろ。」
「ありがとうございます。」
「村まで送ろうか?」
「いえ、戻っても生け贄から逃げたと石を投げられるだけだと思います。」
そうか…。そりゃあそうだよな…。
「じゃあ、どうする?」
「あの…、よろしければ貴方の旅のお供をさせてくれませんか!?」
はあ?これから竜退治に行くのに何でついてくるんだよ。能力は?
なし
種族 人間
ジョブ 僧侶
Lv 4
HP 56/56
MP 70/70
力 12
防御 40
敏捷 32+1
魔力 61
魔防 61
運 96
スキル
治癒魔法Lv2
援護魔法Lv2
取得経験値1/10
装備
武器
なし
防具
頭 なし
体 死装束
腕 なし
足 皮のブーツ (敏捷+1)
装飾品 なし
…足手まといだろ。申し訳ないけど。つうか経験値1/10…。これがレベルが上がりにくい原因か…。そりゃ倒せんわ。
(むー、佐藤さん。)
(何だ?村人以下の清楚さしかない女神。)
(何ですか、それ!それよりも彼女を仲間にしませんか?)
(はあ!?ステータスを見ろ!駄目だろ!つうか異世界に連れていったら混乱するだろ!)
(安心してください。あのスキルは異世界に移動する際に私が外します。それに今の彼女なら貴方の言うことを何でも信用すると思いますよ?竜を倒しておいて、旅人で納得してますからね。前もって話しておけば混乱もしないでしょう。)
なるほど。それもそうか。
「わかった、ついてこい。ただ…」
事情を話す。
「(ポケー…。)」
「…おーい、大丈夫か?」
「は、はひ!」
…絶対大丈夫じゃないだろ。
「わかりました!どこまでもついて行きます!」
信じてないわけでは無さそうだな。大丈夫か。
「よし!じゃあまず名前を考えないとな。」
「名前って何ですか?」
「村人とか金髪って呼んでも他人と特徴が一緒だと紛らわしいだろ?そのためのものだよ。異世界だとそれが普通だ。」
「それが…名前…。」
「何か希望はあるか?」
「すみませんが、参考までに貴方の名前は?」
「さと…、ダイスケ・サトウだ。」
呼び捨ては嫌だな。
「ダイスケさんって呼んでくれ。」
「わかりました。私の名前は、うーん…。では、ランと呼んでください。」
おっ、名前の欄がランになったな。
「じゃあ、これからよろしくな、ラン。」
その後、加護によって出た竜の皮や鱗で鎧を作った。
ダイスケ・サトウ
種族 人間
ジョブ 救世主
Lv 24
HP 786/786
MP 274/389
力 375+70+66
防御 385+145+81
敏捷 386+30+61
魔力 332+0+49
魔防 337+0+49
運 1000
スキル
オールウエポンLv6↑
オールマジックLv5↑
テイマーLv3
身体能力強化Lv5
索敵Lv3
罠対策Lv2
HP・MP自然回復Lv3
MP消費軽減Lv3
状態異常耐性Lv3
魔法耐性Lv3
属性耐性Lv3
隠密Lv5
家事Lv1
鍛冶Lv5
薬生成Lv3
無詠唱
魔眼
再生
信念
心眼
旅行の女神ベルの加護
装備
武器
怨念の剣 (力+70 対魔物 与ダメージ+3%)
防具
頭 努力のバンダナ(防御+10 スキルLv上昇率アップ)
体 ドラゴンアーマー(防御+105 属性耐性 魔法耐性)
腕 オーガの皮手袋 (防御+25 火耐性)
足 疾風のブーツ (敏捷+30 敏捷上昇)
装飾品 スライムマント (防御+5 物理耐性)
称号
『転生者』『魔物キラー』『テイマー最上級者』
『竜殺し』ドラゴン系に与ダメージ+5%