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しるし2(詩集)

フィッシュサンド

作者: さゆみ

お魚をカラッと揚げたら

眺めのいい丘の上から

ふーっと息を吐く

不透明な あったかい風は

のんびり散歩~くるり


パセリをパパッと刻んだら

笑顔のパンジーたちは

今日もおしゃべりに夢中

空はいつも不安で白い顔

春だからだよ~もくり


ゆで卵いっぱい詰まってる

タルタルソースは今どこ?

おひるねちゅう

どんな夢を見てる

けんさくちゅう

卒業 旅立ち せつない 甘酸っぱい

忘れられないピクルス


パンが焼けたら春に行こう

眠いけど ドキドキ探し

春に埋まってる 音符 絵具 土竜

歌ったり 描いたり 叩いたり

君のペースで 僕のペースで

フィッシュサンド がぶりん


あせることなんてない

出来ないことはできない

いま出来ることはやってみる


遅くたっていい

無駄な日があったっていい

春だから 春じゃなくても


ロメインレタスの色がまぶしいけど

僕のペースで 君のペースで

ぜんぜん違くて たまーに一緒で






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