戦場に舞い降りる泣姫
篁湊です。蒸し暑いこの頃気が滅入るを頑張ってのりきりましょう
序話 過去を嘆き謳う泣姫
戦場に朱い雨が降っている、その中に首のない甲冑を着た者が立ちすくんでいるがその前に片手に血が流れ落ちているハルバートを提げている少女がいた。
「ごめんなさい・・・・・でも、向かってくるから」
少女はそう言いながら目の前に突っ立てた亡骸を石突で倒して少女:フィオナ・ティアは血の涙を流しながら静かにレクイエムを謳いはじめた。
「貴方達の魂は此処にて眠る」とティアが告げると彼女が倒した者どもの亡骸が爛々と輝き始めた。
「亡き者どもよ・・・・バルハラで安らかに」
亡骸の輝きが段々と収縮していくと戦場には亡骸が跡形もなくなくなっていた。そこに残ったのは無数の剣と甲冑それに少女だけが残されていた。
「姫様!」
立ち竦んでいる少女の背中にまだ若々しい男の声が掛けられた。フィオナ姫はその声に対して微笑み返して。
「あら、エリオ・・・・御無事でなによりです。」
エリオと呼ばれた少年は息を切らしながら少女の傍らに膝待ついた。
「敵国は壊滅的な状態です。また、我が軍も多少の負傷者を出しましたが一人も死者は出ておりません。」
「そうですか・・・・エリオ、敵国に停戦の勧告をそれに敵国の歌姫を私の所までお連れしてください」
「で、ですが!なにをしでかすか解りませんよ!」
エリオの反応は当然だ、たとえ歌姫とはいえ軍の中でも最高位の士官として務めている歌姫もいるのだ、だからこそ停戦の申し出は軍の中で階級が低い者が来る事が習わしだ
「ですが・・・・敵国の士官と話をした方が速く事が進みます。ですからお連れしてください。」
ほどなくすると近衛騎士団と共に敵国の姫がティアの前に訪れた。
その顔は恐怖と殺意が混じった顔をしていた。
「よくぞ、いらっしゃいましたね。申し訳ないのですが御名前を伺っても宜しいでしょうか?」
敵国の姫は少し動揺したような顔したが話す時には凛とした顔で、
「ファーレンガルドを統括するヴァレリア・ファーレンガルドです。なにようで敗戦国の姫を連れてくるのでしょうか?あなた様の国の国民の前で公開処刑でしょうか?それとも、そちらの兵士の性欲の捌け口にするのですか?どれでも良いですけど私の国の兵士だけはどうかご容赦ください」
「ファーレンガルド姫!言葉がすぎますぞ!」
騎士団長のエリオがレイピアを抜き去りヴァレリア姫の喉元に突き付けた。だかそれに対してヴァレリアは微動だにしないでティアの顔を見続けている。すると突然、ケラケラとした笑い声が城の玉座の間にこだました。
「あっははははは! なにを勘違いしてるか解らないけど、大丈夫ですよ♪誰にも危害を加える気は無いですよ?ヴァレリア姫は勿論で兵士も危害を加える気はありませんが少しだけキツイ作業をしてもらいます。それだけですよ」
ヴァレリアは驚いたようで突如、大声で泣き出した。綺麗に整った顔が涙でグシャグシャになるのもかまわず泣きつづけている。それを見たティアは呆れたような又、愛でる様な顔しながらヴァレリアの前に膝まずき頭を優しく撫でてあげた。
「それとね・・・・私達の軍に参入してくださいな、それとは別に個人的な事なんだけど,・・・貴方の事を"リア"とお呼びしていいでしょうか?」
ヴァレリアは嬉しさのあまり涙を流すのもいとわずに子どもの様に泣いていた。そして、ティアは一国の主として敵国のファーレンガルドを陥落しこの激動の戦乱の垂れ幕を切り開いた。
初めまして、篁湊です。連載としてかきたのですがいかせん文章力がないものでしてどうみても短編集にしか見えません。今後も頑張りますので宜しくなのですよ♪