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悠久の宴にようこそ  作者: 夜櫻 雅織
第二章:傀儡国の神 再始動

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第2話 心臓は荊に護られて

【前回】帝国の人員再配置を終えた

第2話 心臓は荊に護られて


――決して触れられる事のないように。


「それで、ルイス。例のクリスタルの件は?」

「主の言う通り、深淵の苑パルゲートリィ・ライブラリに移しておきました。」


 深淵の苑パルゲートリィ・ライブラリ。私の魔法で作った、新しい居住区の事。

 元々この国に存在していた、この国全土の魔力を循環させている例のクリスタルがあった場所へ入口である巨大な鏡を設置し、そこからしか入れない言わば亜空間を作った。

 私、ルイス、シルアにルーナ、ルーザとユルフ、フリューデのみの居住区でもあるそこでは同時にこっち側では出来ない実験や監禁。管理。洗脳等も行う予定で、その為の設備も幾つか用意してある。

 今も少しずつ増えているだろうが、まぁそのうち私の知らない特殊な施設も出来る事だろう。

 俗に言う、神隠し。その体を装う事で証拠の1つすらも掴めない完全犯罪を可能とし、同時に此方が安心安全に都合の良い奴隷を量産する事が出来る。



 しかし、手はなるべく打っておいた方が良い。



 ある程度の設備が整ったのもあり、これからは他国からここを訪れる者。又は他国から何らかの方法でここまで呼び寄せた者を中に引き摺り込んで我々に対する忠誠心や率先して奉仕を行う心と精神を植え付ける事も増えるだろう。

 その際、この国へ来た者の記憶はなるべく朦朧としている方が好ましい。


「ルイス、結界の方はどうだった。」

「問題なく稼働しておりました。試しに商人を一度この城の門をくぐって、出てと協力してもらいましたが記憶は自然な形で改竄されていた事を確認しました。同時に、周りにある商店や通行人から先程門をくぐった者は居ないかと確認を取りましたが誰も見ておりませんでした。」

「結界の綻びや配分のムレは。」

「勿論ございません。完璧にございました。」

「……そう。なら色々と計画を進められそうだな。ルイス、例のクリスタルを深淵の苑パルゲートリィ・ライブラリの何処か丁度良い場所へ移しておけ。あれはこの国の要、決して破壊も細工も赦させてはならない。」

「存じております、主。主であればそう仰られるであろうと思い、先に対処しておきました。深淵の苑パルゲートリィ・ライブラリの深い場所へ安地した上、その周りには主の魔女の花を過剰過ぎる程に植えさせていただきました。……我々でも近付き方を誤ればその影響下に引き摺り込まれる事でしょうし、あの花は元より火も点かず、水にも負けません。」

「元は縄張りを示す為にも、縄張りに入ろうとした者を喰らう為に作った物だからな。多少の強度はある。……それに、あのクリスタルには此方もよっぽどの事がなければ近付かない上、仮に近付いたとしても私ぐらいだろう。それこそ、足の踏み場は勿論だが天井も壁も認識出来ないくらい、無数に植えて生やして成長させてくれて構わない。適当に血でもやれば勝手に増えてくれるさ。」

「承りました、主。ではそのように。」

――次回「第3話 静かに燃える火種を決して忘れないように」


ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。

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今後とも『悠久の宴にようこそ』をよろしくお願いいたします。


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