第48話 貴方が居てくれるなら―――アード・ルーゼ=フェルア
【前回】誰にも届かないアルグトール・フェフューカの独白
第48話 貴方が居てくれるなら―――アード・ルーゼ=フェルア
――この重い恋を。
初めて、“護りたい” と思った。
マリオネットとシルア、ルイスしか居ない時に時々見せる哀愁すらも漂わせる疲弊した顔。
あのお顔を見るまでは絶対的な支配者と思えるカルストゥーラ様に毒吐いていたが実は、そうではなかった。カルストゥーラ様はずっと苦しんでいたのだ。ずっとずっとずっと。
俺よりも永い間生きて、俺よりもずっと長い間迫害されて、俺よりもずっと長い間苦しんでいたんだ。
ここには、俺より強い奴も沢山居る。人間である俺では碌に護れないかもしれない。……それでも、今ある権力で俺はカルストゥーラ様の役に立つ事も、護る事も可能だ。俺はこの力でカルストゥーラ様を護るんだ。
……それでも、叶う事ならアンデッドになって、死後も貴方の傍で貴方の為に働いていたい。
――次回「第二章:傀儡国の神 再始動 第1話 傍には私のお気に入り達を」
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