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人は拾った幼神を保護出来るか? その1

これから先には若干の前作要素が入りますが、精々2、3人程追加前作キャラが出る程度の認識で構いません。

前作の読者様は、「どうしてあの人がこうなった」と思われるかと思いますが、おそらく作中で語ることになると思われます。

 取り扱いの難しい物を能力の低い人物に持たせる事に関して、馬鹿にミサイルなどと色々と例えられているが、実際にミサイルなど比べ物にならないような、超の付くほどの危険物を超の付くほどの危険人物に持たせた場合に起こり得る事故はどのような事柄か……想像したくもない。最悪の斜め上の斜め上の、そのまた斜め上を想定しても近似値しか求められない、まさしく悪魔の証明なのだから。

 ……すこし長くなったが、まだ本題に入れない。

 もしも、ミサイルより遥かにに取り扱いが難しい神の力を我が儘な子供が手にしてしまったらどうなるか……

 まばたき一つで世界が滅びかける神(イズモ君さんの例え)や宇宙の出来事そのものを夢としてみている神(同じく)などといったとんでもないスケールの神様(イズモ君さん曰わく、「あくまでも神話の存在故に存在を確認した事はないが、存在するのかもしれない」とのことだ)でさえ比べ物にならないくらいに傍迷惑な神様なのだ。

 だって現に……

「ユート……あなた失礼なことを考えたわね?」

「…………なんでバレたの」

「今すぐ土下座して謝罪するか36次元世界諸共虚無に還るか選びなさい!」

「ああ、ごめん」

 こんなとんでもない性格の子にどうしてイズモ君以上の力を与えてしまったのだろうか……犯人は誰なのだ。今なら魔王ディアボロスさんから受け継いだ護身術(過剰防衛)だけで済ませよう。

 始まりは2時間ほど前まで遡る……


「うー遅刻遅刻」

 僕は(自称)普通の高校生。強いて言えば、エキドナのお姉さん(?)に性的に狙われて、蜂の妖精と幼いサキュバスに恋愛的に狙われてるっていうところかな?

 ……本当はこんな脳内漫才してる場合じゃないんだけどネ。

「誰か……誰か居ないのかしら……?」

 森の方から幼い女の子らしき声が聞こえてきたので、とりあえずというかなんというか、見捨てられるハズもなく助けに行った……というより、行ってしまった……

 ……そこに居たのは、黒い髪の美幼女だった。あからさまにツンデレなオーラを放ちながら、そこに立っていた……

「…………、……人間、あなたの身長はどれくらいかしら?」

「人間って……あ、160センチ弱ぐらいかな?」

 160センチ弱といっても精々誤差は5%くらいだが。

「成る程、153センチといったところ、ね…………なんでわたしの背が縮んでいるのかしら?」

「サラリと人の心を読まないで!」

 というかこの子何者? 発言からして人外か厨二病っぽいけど……

「わたしの名はダアト、人類を創造した神にして二度人類を滅ぼそうとした邪悪な神よ」

「はぁ……それで、ダアトちゃ……ダアトさんは」

「様をつけなさい、ウスノロ」

「ダアトちゃんはどうして小さく」

「馬鹿にしないで頂戴! こんな姿になってしまったとはいえ、わたしはこれでもガブリエルやルシフェル、そしてわたしを破った神河イズモよりも遥かに年上なのよ!」

「神河イズモ……ってもしかしてイズモ君さんの敵!?」

 ……とりあえずは真理ちゃんに相談すればいいのかなぁ?


一応こちらしか読まれておられない方へ、前作でのダアト様(ダアトちゃんに非ず)を解説しますと、ラスボスでした。

死んでいた悪魔のアザゼルを蘇らせけしかけるわ、天界に逃げたイズモを天使2人を巻き込み消そうとするなど、ラスボスの面目躍如といったところでした。

そして、生まれつき神の力の欠片を持っていたイズモを(卑怯にも神の力を使ってまで)殺すことに成功しました。

しかしそこは後に幸運の神になった(ただし、正式でない)イズモ。某ブラァッ!もかくやという不思議な事を起こし、神として蘇ったイズモはルシフェルと超融合して天界からダアト様を追い出してしまいました

しかしラスボスであられるダアト様はこのままでは終われなかったのか、やることがあったのか、月へと逃げました。

その後紆余曲折の末、トリプル超融合したヨズフェに撃退されたダアト様。負けたダアト様はイズモ達3人とレヴィドラの目の前で、(アザトホースの寝相のせいで流れ着いた)隕石によって地球が滅びかけているという衝撃の真実を明かしました。明かしたったら明かしました。

その後も、諦める気のないイズモ達に感化されたのか、ダアト様は自らの命を犠牲にして(メガンテを)自爆技を放ち、隕石を破壊する手助けをし、死にました。少なくともそのハズでした。

そのハズが何故かこうなりました。


前作読者様へのメッセージ

Q.ダアト様はどうしてああなられたのですか?

A.前作本編のラストにて死亡……もとい行方不明になった後、色々ありました。本人(本神?)はあまり時間が経っていないという認識ですが、一応5年経っています。

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