人は学を修められるか?その9
ユートがさらわれている最中の出来事……みたいな?
修学旅行3日目……自由行動の日とはいえ、色々あってマコト君に引率を任されたボク、イズモだけど…………とりあえずついて行った変態さんカップルとドラグさんと真理ちゃんの班にいるのが凄い疲れます。というか解散から1時間も経っていないというのに、既にボクのメンタルと体はボロボロです。精神的に疲れました。
「離してドラグさん! ぼくはアダカさんの脚を触らなきゃ……精神的に野獣な先輩になっちゃうんだよ!」
「公衆の面前で何をやっているのだ貴様! さっきから黙っていれば、何故アダカの脚を執拗にさわろうとしている! 貴様がそのような調子だから、周りから白い目で見られているのだぞ!」
ドラグさんの説教で一切懲りてくれないのが変態さん
「その視線が気持ちいい!」
「このド級変態がぁぁぁぁぁ!」
ついに諦めて暴力ツッコミに移行したドラグさん……
……あ、変態さん、こんな時にもセクハラをしちゃうんですね……
「ふざけるなこの変態がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
…………とりあえず、ドラグさんは世紀末わぁいコンボ使いになるのはやめてください。あとアダカさんは変態さんの手綱をちゃんと取ってくださいよ……そして真理ちゃんは「すごぉい」って言わんばかりの目を向けないでちゃんとドラグさんを止めてよ……
「……あなたも」
「……ですわ?」
自由行動開始前、2人の幼女……アリスとイアリは男子部屋の前にて鉢合わせした……同じ目的を目当てに鉢合わせした2人が取るべき行動は1つ……
「さて……」
「……早く」
「「決着を」」
宿命の出会いを果たした2人の間に平和など存在しなかった……2人の間にあったのは視線の交錯と魔法の交差、それだけだった……
戦っても生き残れなかった2人は、志半ばにして側近2人によって救助されることとなった……
「お互いに苦労しますね……本当に」
「イヤ……コレモ宿命ダロウナ、オ前モ私モ」
ただ、何度かの小競り合いによる共倒れによって必要になった救助の際に、2人の間には奇妙な友情のようなものが出来つつあった……
「あなたも……ダリアさんも頑張ってますよね……まるで我が子を見守る母親のように」
「……オ前モ私モ、コレガ仕事ダカラナ……タダ、従者トシテノ私達ハライバル同士トイウコトヲ忘レルナ……」
「……まあ、それはそうですよね……ああそうそう。あなたの所の子……イアリちゃんはどうして遊斗さんの事を好きになったんでしょうか?」
「…………いあり様ハ、占イニヨッテ婿トナル方ヲ決メラレタ……マア、私カラミテモサホド悪クハナイ男ダッタナ……遊斗ハ」
「へぇ……アリス様と似たような理由ですね」
そう言ってミクヤは自身の主、アリスを背負った。
「……私達も負けませんからね?」
「ノゾムトコロダ……オ前達モ頑張レヨ」
そう言い交わして2人は部屋へと2人を運びに行った……




