人は学を修められるか?その3
1日目はこの話で終了するのかなぁ?
(真理ちゃんが和久名の首を折る音)
修学旅行の夜……先生達が寝静まった頃に、全国共通でひっそりと行われる祭りがある……
そう(自分で言ってアレだけど、なにが?)、枕投げである……
諸事情によって6人部屋の僕達はマコトさんをメタトロンさんの部屋に、コンコルドさんをディアボロスさんの部屋に連れて行き(強引に拉致したとも言う)、残った3人でひっそりとバレないように女子部屋に枕を持参して向かった……
……うん、普段は真面目な僕だけど、枕投げの時ぐらいははしゃいでも許されるよね
「頼もうッ! 生徒会ちょゥァバッ!」
哀れ、戦場で油断した会長は一発で撃沈されてしまった。ナムサン。
「これは酷い!」
イズモ君さんのツッコミもごもっともだと思う。それほどに女子部屋その3(問題児が多め)はもの凄い速さで枕が飛び交っていた……
どこの紛争地帯だとツッコみたくなる程に、紛争地帯していた(意味不明な言葉だけど、実際紛争地帯のような有り様だったのだ)。
「あれ、お兄ちゃん? ……と遊斗か。何しに来たの? 枕当てられに来たの?」
「枕投げを枕投げで止めるためにきました……皆さん、はしゃぎすぎるのはよくありませんよ?」
「ラト、いまがチャンスや!」
「総員、ぅてぇ!」
魔女先輩、そしてドラグさんの合図で一斉に50はあろうかという枕がイズモ君さんめがけて投げられた……
膨大な数の枕をイズモ君さんは……身じろぎすらせずに対処した。
より具体的に言うならば、全て跳ね返してほぼ全てを投げた本人に返した。
そして残ったのはイズモ君さんが細工したのか布団で寝静まった皆……
枕を投げなかった故に枕に当たらなかったドラグさんと魔女先輩、そして姑息(本来の意味でも)にも無関係なミーミルちゃんを盾にした真理ちゃん、そして僕達だった……
「フッ……久々に強敵と会えたな……だがな、神河イズモ……わたし達はまだ本気ではない…………貴様も本気ではないのだろう?」
「まあ、全力ではありませんね…………それにしてもなんでボクが枕投げを……ブツブツ」
イズモ君さんが何か言いたげな表情だけど、なんとなくだがそっとしておこう。
「……いざ」
「……尋常に」
「「勝負!」」
何故か嫌な予感を感じて、一歩後ろに踏み出した……
直後……イズモ君さんもドラグさんも、ビタァン! という非常に痛そうな音を立てて壁に叩きつけられた。
「うるさいですの……それに尻尾を踏まないで欲しいんですの……」
「…………ほな、解散しようや」
「…………うん、そうだね〜」
「…………寝ぼけ眼のミラさんって怖いね」
勝者が決まったため、解散する運びとなった
「あれ、そういえばイズモ君さんはいつの間に……?」
階段を上っていると思ったら降りていたような感覚に襲われたが、イズモ君さんは最初からずっと付いてきていたし、そもそもこの修学旅行は全部イズモ君さんのお蔭なのだろう。
イズモ「ボクは皆の認識を改変して、ボクの存在を書き加えました」
ミーミル「ドンサウザントと和久名とゴルゴムと(略)は許さないデス!」
イズモ「ちょっと削った方がいいですよ?」




