選択の結果~政治家によるとモン娘は~
『肌の色が違っても、手足が人外でも、体そのものがスライムでも、んなことはどうでもいいだろ。大事なのはおっぱいがある事だろうが。
男には無いけど、すくなくとも女にはおっぱいがある。それでいいだろうが』
怪我の療養の為に一時的に代理を任された大臣は、自身のブログにてそう言い放った……
ぼく、橋渡し役(正式名称は無い)のマコトが即座に火消しに回ったのだが、この御時世に一瞬でもネットに上がったトピックス……しかも世界中から注目されている大臣のブログだ……故に、懸命の火消しにも関わらずわずか1時間で全世界に伝播されてしまった。
「ああああ……もうダメだ……おしまいだぁ……」
アメリカのネットニュースの記事を見ながら頭を抱えた……この騒動に関して、メディアは非常に批判的な視線を向けている。親日的な海外メディアでさえ、『この大臣に国を任せる資格などない』とバッサリと斬っていたのだ。
このままでは政権交代するのも時間の問題……
「このままじゃぼくたちの2年間の努力が水の泡に……ごめんねイズモ君……ぼくがあんなダメ大臣を代理に推薦しちゃったばっかりにぃぃぃぃ……」
「マコト殿、マスメディアのニュースだけが世界では無いのでありますよ? ほら……」
そう言ってメタトロンはぼくに携帯端末の画面を見せてきた。
「『マンガ大臣の言葉こそ真理だ!』『マンガ大臣グッジョブ!』、『流石マンガ大臣はチームマンガオタッキーのリーダーだ!』、『そうか! 俺達は大切なことを見逃していたんだ! モン娘っぱいこそ究極のおっぱいだということを!』、『モン娘×大臣か……薄い本が熱くなるな』、『何言ってんだよ……アグネスは敵でスライムはひんぬーが王道だろ!?』、『謝れよ。おっぱいスライムスキーの俺に謝れよ』、『マコトさんの婚約者はリアルの天使らしいよ! リツイートさんが言ってた!』その他諸々……ネット掲示板では概ね好評なのであります」
「…………アハハ、なんなのこの人達……大臣の火消しに必死になってたぼくが馬鹿みたいじゃないか……ハハ……」
……まあ、ネットニュースしか見ていなかったぼくがわるいね、これは……
「ねぇメタトロン、最初からこれを狙っていたとしたらさ……相当の策士だよね、あの大臣……」
「メディアを敵に回して日本内外のオタクを味方に付ける……まあ、そこまで考えての発言なのであれば、かなりの策士でありますな」
まあ、なにはともかく……一件落着かな?
「ちなみにマコト殿、本人に直接」
「アーアー聞こえないーぼくの中ではあくまで策士だからー!」
漫画大臣(何も考えてなかったなんて言えない……)




