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人は蜂姫と結ばれるのか?

某伍長の配色は某甲虫装機の某ホーネットですが、この小説と某伍長はあまり関係ありません。

 ハニ子さん(仮)と七人の憲兵達に拘束されながら、巣の最下層らしき場所に連れてこられた……

「ヨシ、ヲ前達は持チ場ニ戻レ。アトハ私ダケデ十分ダロウ」

 ハニ子さんのその一声で、七人の憲兵は敬礼をして散り散りになった。訓練されすぎである。

「ココカラ先ハ一旦オ前1人デ行ケ」

「あっ、はい」

 ハニ子さんにもきっと何かやることがあるんだろう。

 目的地は目と鼻の先にあるとはいえ、ちょっと投げやりな気がするけど……

 そんな事を思いながら、ハニ子さんが向かった方向とは逆方向に……女王様が待つ部屋へと向かった……


「ハニーがイアリのお婿さんですの?」


 扉を開けると、ベッドに女王様(女王蜂の方がいいかな?)が腰掛けていた。

 ……ただ、彼女は蜂というよりも妖精と言った方が良い容姿をしていた。

 蜂らしい部分といえば背中から生えている羽根ぐらいしか無かった。しかも、その特徴さえ妖精と言われれば納得できる程に金髪の幼女だった。

 バストは幼い見た目に似つかわしくなく、アンバランスなくらいに豊満であった。

「……あー……まあ、そうなるのかな?」

 ついつい見とれてしまったが、そういう系のフェロモンでも分泌されているのだろうか?

「イアリのハニーが見つかるというのは蜜占いで分かっていたことですわ」

「……占い?」

 占いとは乃原さんを彷彿とさせる趣味だけど……それはまあ今は関係ないか。

「……ハニー、蜂の踊りを知っていますの?」

「蜂の踊り?」

 蜂ということは、ハニーホーネットではなく蜜蜂の方の話なのだろうか?

「そうですわ、蜂はとても美しく踊りますの」

 空中に横向きの8……∞を描きながら、イアリちゃんが言った。

「蜂は……一応ハニーホーネットも同じことですわ……自らの踊りで仲間に蜜の在処を教えますの。蜂は自らの意思で踊っているつもりでも、それは神さえ知らない運命によって定められた行動を行っているにすぎないんですの」

「…………つまりどういうことなのかな?」

 まるで意味が分からなかった。

「ハニーがデュラハンを追って森に来たのもハニーが仲間を引き連れて森に入ってきたのもイアリがハニーと出会えたのも運命ですわ」


「……そして連れ去られるのも運命ですの」


 シュルリシュルリと地を這う音がしたかと思いきや、僕の体は鱗に覆われた尻尾に巻かれて宙に浮いていた。

「ハニー!? 蛇の分際でイアリのハニーをどうするつもりですの!?」

「黙りなさい虫螻」

 そう言って蛇ことミラさんは僕ごと尻尾を振り回した。

「いたっ!」

「あだっ!」

 ハンマーの要領で振り回され、思いっきりぶつけられた。

「ミラさん、流石にやりすぎじゃないかなこれ!? あと僕にまでダメージ」

「うるさいですの、今はわたくしが話すターンですの」

 正直面倒くさいから、ミラさんのターンには何もしないでおこう。

「そこのチビ」

「ちちち、チビじゃないですわ! この貧乳ヘビ!」

 心の地雷を踏む音なんて聞こえないとは思うんだけど……今、はっきりと僕の耳はカチリというまさしく地雷を踏んだような音が聞いた。

「…………貧乳? ……今、わたくしの事……貧乳って言いましたの……?」

 ああ、真理ちゃんよりは大きいとはいえドラグさんよりかなり小さい位の慎ましやかな胸がさり気なくコンプレックスだったんですね……

「イアリちゃん! 今すぐ謝って! 謝らないとイアリちゃんの命が危ないよ!」

「ハニーとまだキスもしてないのに死にたくないですわ! ごめんなさいですわ! 蛇さん!」

「……その乳……妬ましいですわ……」

「ひぃぃぃぃぃ! ですわ!」

 謝っても、かなり無駄だった。


「ねぇ……ハニー……」

 ミラさんのイジメから解放されたイアリちゃんは息も絶え絶えに言った。

「手を……握って欲しいのですわ……」

 僕は無言でイアリちゃんの手を握った。

「……ラミアにやられた傷が癒えるまで……当分眠るのですわ……おやすみなさい……ですわ」

 イアリちゃんの寝顔はとても安らかなものだった。


イズモ「今回紹介するのはクイーンハニホー!

いわゆるハニーホーネット達の女王蜂の役割なのですけど、クイーンはいわゆる蜂娘ではなく妖精に近い見た目をしていますね」

イアリ「ハニーは? ハニーはどこ?」

イズモ「……占術、つまりあらゆる占いの能力に長けていて、その占いで自分の婿になる人物や巣の場所を占うらしいです。」

イアリ「ハニィーーーーーーー!」

イズモ「……ちなみに自分の未来は占わないらしいです。自分の運命は知りたくないという気持ちがあるのでしょうかね?」

イアリ「ハニー! どこにいるの!?」

イズモ「……そして、クイーンの最大の特徴は婿となる人物への、病的なまでの献身ですね。

何故か迷い込んできたイアリちゃんがちょうどいい所にいるので、これで察して下さい」

イアリ「ハーニーー!」

イズモ「……ちなみに、巣の働き蜂は母親もしくは更にその母親の代から付き従う働き蜂か、その働き蜂の娘らしいです。ハニーホーネットWも生殖機能は備えているらしいです。普通の蜂とはかなり違いますね、これは

更に言えば、クイーンの娘は全員クイーンになるらしいですよ。3姉妹4姉妹ぐらいまでが普通らしいですけど」

イアリ「あなたはハニーではない、ですわ」

イズモ「イアリちゃん、なんで迷っちゃったの? 本当に……」

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