人は不幸を乗り越えられるか?
ドキッ!モン娘だらけの大探索!(なお、大半は出番一行)
「ユート……お前は」
「いや、大丈夫だから……」
ドラグさんが僕を帰らせようと必死になっているけど、僕は全く引くつもりはない。
たとえ偶然コボルトが掘っていた深い穴にハマろうとも、偶然シルフが吹かせた風にあおられて森の中の湖に落ちて溺れかけても、偶然野生のスライムに吸収されかけても、偶然…………もういいや。
確かにさっきから色々酷い目には遭ったけど全て偶然、絶対に偶然だ。必然的な運命なんて有り得ない。
だから、僕の背は将来的にまだ伸びるし、この不幸の連打は偶然だ。
「ユート……もし一連の不幸が死神の……デュラハンの仕業だとすれば……」
「デュラハン……? ……確か、首無しの騎士?」
ゲームに出てきたモンスターと同一の存在なら、僕も知っている。
頭の無い馬に跨り死を告げる精霊……あくまでも分類としてはだが……
本人も首が無く、頭と胴体が離れた騎士の姿をしている……らしい。
「ユート、この不幸がもしデュラハンのもたらした呪いによるものだとすれば…………」
「……僕は死なない。呪いなんて僕は信じないし、呪い殺されるつもりもない。だから、どんな不幸が降りかかってきても、僕は逃げない。だから……ドラグさん、いざという時は助けてくれないかな?」
「…………ああ、承知した……」
そうして歩き出した直後……蜂の羽音のような、何とも言いがたい異音が聞こえた直後、僕の体は宙に浮き、かなりのスピードで動いていた。
「女王様ノ元ニ連レテ行ク」
「ドラグさ〜ん! 助けて〜!」
「ハニーホーネットだと……!? 待て貴様ー!」
……この後ハニーホーネットの蜂の巣に連れ去られかけて、色々と酷い目に遭った
イズモ「今回のモン娘はデュラハンです」
真理「首無し騎士な精霊だね~やってることは死神だけど~」
イズモ「ところで……『精霊』?」
真理「大丈夫、悪魔聖霊よりはマトモだよ~」
イズモ「……悪魔なのに聖霊とはこれ如何に?」




