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人はエキドナのダンジョンを攻略出来るか?

エキドナ:ギリシャ神話の怪物。パズドラプレイヤーなら馴染み深いあの子

神話中では自分の息子の子(孫)を生んじゃったり、更に孫や息子を殺したヘラクレスと子作りしたりと、言ってしまえばかなりのビt

 乃原さんとのお茶会(仮)から帰ってきたら、僕たちの部屋……というか、寮全体がダンジョンと化していた……

 比喩的な表現などではなく、そのまんまの意味で……寮の入り口からして、ダンジョンの入り口めいたオーラを放っていた……

 死にたくなかったら入ってくるな。それでも入ってくるのなら死にたいらしいな、と言わんばかりに、禍々しい雰囲気を放っていた……

「…………」

 この劇的ビフォーアフターには流石のドラグさんも苦笑い……

「なんということでしょう〜つい数時間前まで寮だった建物が、エキドナの仕業でこの通り〜……あ、むしろご覧の有り様?」

「真理ちゃん、今は大事な話をしようと……エキドナ?」

 専門的な事はともかく、エキドナは知っている……

 確か、ラミア系統の……つまり上半身が人で下半身が蛇の……モンスターだ。

 さて、666号室の住人は4人だ。その内3人はここにいる。

 残る1人の種族は? そしてこの寮ダンジョン化の犯人の種族は?

 ……はっきりいって、嫌な予感しかしない……

「ようこそ〜私、エキドナのダンジョンへ」

 ……ダンジョンの奥から聞こえてきた、エキドナらしき妙齢の女性の声で嫌な予感がマッハだ。

「あなた達の大切なお仲間、ミラちゃんは私が預かったわ〜返して欲しかったら4人までのパーティーでこの不思議のダンジョンに入って、最深部までたどり着きなさい。いいわね〜?」

「アッハイ」

 もの凄い面倒くさそうだけど、もし拒否したらミラさんが持って行かれるワケで……更に言えば部屋に帰れないワケで……

「ユート、あと1人はどうする?」

「ですよねー」

 理由はともかく、2人とも……もしくは僕を含めて3人とも……ダンジョンに突入しない理由が無いわけで……

「やあやあ、エキドナのチャレンジダンジョンはここかいな? なんやらオモロいことなっとるみたいやな〜?(チラッ)どっかに3人しかおらんパーティーないんかな?(チラッ)」

 祭りと聞いて魔女先輩が仲間になりたそうな目でこちらを見ている。仲間にしますか?

「ねえ真理ちゃん、イズモ君さんは? もう帰っちゃったの?」

「おうおう、ええ度胸やな? 二代目チートウィッチたるあたしを無視するたぁええ度胸やなぁ?」

 魔女先輩が仲間になりたそうな目でこちらを見ている。仲間にしますか?

「誰かとリアルファイトしに行ったハズだから〜残念なことに戦えなさそうだよ〜」

「……どこかに強い人いないかな〜?」

「おう、無視はやめーや。怒るぞ?」

 魔女先輩が仲間になりたそうにこちらを見ている。仲間にしますか?

「残念ながら理事長も会長も用事が出来たらしくどこかに出掛けている……」

「お前らグルか! みんなしてイジメで楽しいか! 吹っ飛ばすぞコラ!」

 魔女先輩が仲間になりたそうにこちらを脅迫している。仲間にしますか?

「うーん……この際モヒカン不良先輩でもガイでもいいからどこかに盾代わりになりそうな人……」

「無視すんなや! マジで撃ったるぞ! 爆発魔法!」

 魔女先輩がこちらを脅迫している。仲間にしますか?

「ユート、貴様の……こ……恋人のクイーン」

「いや……そもそもあの記事はほぼ全部嘘だから」

「マジで撃ったるぞ? 後悔しても知らんからな?」

 魔女先輩が爆発魔法の詠唱をしながらこちらを見ている。仲間にしますか?

「あ〜ドールゴーレムのゴンちゃんは〜?」

「ゴンちゃんじゃないでしょ?」

「…………はっ、運が良かったなぁ。今日はアタシのMPが尽きとったわ」

「帰れ」

「帰って〜」

「帰って、どうぞ」

 荷物を2人も入れてダンジョンを攻略するほどに、僕たちはダンジョン慣れしていない。

 ……僕ってやっぱり荷物だよね。

「ユートはんから魔力シェアを受けたら戦えるやろ! まだアタシは戦えるし!」

「…………なら、この4人で行くか」

「なんやドラグネキ? 言いたいことあるなら言ってもええんやで?」

「ユートを狙われたらかなり厳しい戦いになるな……」

「心配せぇへんでも、あたしが守ったげるさかいに!」

「……信用出来るのかな〜?」

「……本当にね」

 先輩からの無意識の誤爆には気をつけなければ……


イズモ「どうもみなさん、真理ちゃんの兄の神河イズモです。なんだかんだあって和久名さんからモン娘の解説役に指名されちゃいました。


あ、初回はラミアです。

こちらもエキドナさんと同じくギリシャ神話のモンスターがモチーフで…というか姿はほとんどそのまんまですけどね…神話ではポセイドンさんの…孫?に当たる女の子です。元々は普通の女の子だったんですけど、色々あってヘラさんを怒らせて…まあ逆恨みですけど…下半身が蛇の怪物になってしまったらしいです。それの影響かはマチマチなんですけど…まあ、扱いはモンスター寄りですね。

あと、神話では言葉を喋れなくて口笛で獲物…つまり人間ですね…をおびき寄せる習性があるらしいですけど、これもミラさんとは関係ないですね


最後に1つ……エキドナとラミアは関係ありません」

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