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人は集団で探索出来るか?

ユートが落ちてから少し後、ダアトちゃんの本気の全力で罠をぶっ壊して突破した後のミラさんと、輪型陣で深か……吸血鬼を叩きのめした変態ユウが合流した直後ですね……

「やっと合流しあえた! ……ってあれ? 遊斗さんは? スライムちゃんは? どうしたのー?」

 罠まみれの道を抜けて遊斗さんの別働隊と合流したのはいいものの、人数が明らかに足りていなかった……

「……ハニーとマリは……はぐれてしまいましたわ。イアリのタロット占いでは『吊された男ハングマン』がでましたの。きっとハニーとマリは……生きているハズですの。きっとそのハズですの。正位置ハングマンの意味の通りに今はただひたすらに耐え忍んでいますの。ハニーが吸血鬼に血を吸われたなんて……絶対にありませんの」

 だいぶ危ないヤンデレ目をしてるけど、まだ王女イアリ様は遊斗さんを信じているんだろう。

 ……まったく、遊斗さんも罪作りだねー……ぼくみたいにガツガツと暴龍系男子として女の子に積極的に攻めていくんじゃなくて、ただ居るだけで希望という名の病原菌を振りまく……じゃなくて、みんなの希望になるんだからさー……

「……イアリ様、気ヲオ確カニ。ユート様ハイズモ殿ノ加護ガアル以上殺サレテモ死ナナイ不死身ノ少年デス。故ニ」

「そうよね、マイダーリンがこんな吸血鬼の館で死ね死ぬ死んだなフラワーブックスみたいなイ゛エ゛ア゛ア゛ア゛な断末魔を上げてこの世からサヨナラなんてするハズが」

「ママも正気になってほしいですの! ……でも……流石にあのユートがこんな場所で人間を辞めたり、死んじゃったりするハズがありませんの。一応は信頼出来る、イアリの占いを信じてみますの。わたしには、今は祈ることぐらいしか出来るはずがありませんの……」

 ……あの遊斗さんが死んじゃうなんて信じられないけどさー、もし死んじゃってたら相当悲惨というかバッドエンドまっしぐらだよね?

 ぼくもどっちでもよくないけどさー。

「……ユウ? ……体が震えてる?」

「え? あ、ホントーだね……」

 ……ぼく自身も怖いんだよね、遊斗さんが死んじゃうのが……

 事あるごとにぼくを変態扱いするけどさー、大切なクラスメートなわけだし。数少ない男友達だからっていう理由もあるしさー。それに……

 ……ダリアさんのガードをかいくぐってイアリちゃんをオトしたやり方もまだ聞いてないからね。

「みんな……先に進むわよ? ダーリンの探索は後でゆっくりとするわ……今は先に総力を以て吸血鬼を鎮圧するべきでしょ?」

「確かにそうするべきですわね…………変態人間ユウ、そこの青い扉を開けなさいですわ」

「変態人間って……まあぼくはどっちでも良いけど」

 青い扉とは真逆の位置にいたぼくが何故選ばれたのか疑問に思いながら、言われた通りに青い扉を開けた……

 吸血鬼、吸血鬼、吸血鬼、吸血鬼、吸血鬼、吸血鬼、吸血鬼、吸血鬼、吸血鬼、吸血鬼、吸血鬼、吸血鬼、吸血鬼、吸血鬼、吸血鬼、吸血鬼、吸血鬼、吸血鬼、吸血鬼、吸血鬼、吸血鬼。

 図書室には、コミケかと見紛うほどの吸血鬼が……伯爵っぽい男吸血鬼がひしめいていた……

 ぼくはそっと男しかいないその部屋の扉をしめ、扉の前にダアトちゃんに丸太を設置してもらった。

「……みなかったことにしよーよ!」

 「開けろオラ!」「丸太持ってこんかい!」などという怒声をバック(体位にあらず)に、自己ベスト級の笑顔で言った。

「丸太があるではないか」

「ぼくただの人間だよ!? そんなピラニアの群れにホーミング生肉叩き込むような」

「構わん、行け」

「アッハイ」

 最早ムリゲーだとかセルフ自害だとかそんなレベルじゃないよねーこれ?

 いつの間にか怒声が止んでいる事には気付かず、扉を開けた……


 瀕死の吸血鬼が山積みになっていた。


「アイエエエエエ! ナンデ!? ヴァンパイアマウンテン、ナンデ!?」

 忍者ニンジャに驚愕する一般人のような謎の悲鳴をあげていると……謎ったら謎なのだ……前方から馬に乗った死神が歩いてきた。

「……貴様もヴァンパイアか?」

「ひえぇぇぇぇぇぇ! ブルブル! ぼく悪い吸血鬼じゃないデス! 人間デス! ヘルプミードラグリアさーん!」

 全力で走って逃げだした。流石にフルフェイスの鎧に鎌で、かつ首のない馬に乗られると……女性の声でも逃げたくなるよ。


「……あ……まあいいか」

 情けない叫び声をあげて逃げ出したユウの背中を見て何か呟きかけるも、デュラスは何事もなかったかのように馬に乗ったまま奥へと進んだ……


変態ユウ君「ぼくはね、女の子が大好きなんだよー」(本当に、本当に大好きなんだ)

変態ユウ「でも女の子のゴミや痴漢を見るような嫌悪10割の目は嫌いなんだ。とってもきらいなんだよ。みんなもこんな気持ち分かるよねー?」

アダカ「……ユウ、旬のネタを使っても、予約投稿で後悔されるのは4月……おじさんがお姉さんになってまたリストラされてるかもしれない……だから……」

変態ユウ「……ぼくはね、常に自分を曲げたくないんだよ」(特に股間についてるおち(略)だけは曲げたくないんだ)


※カード知らないボーイもカード知らないガールも、和久名のあとがきにもカードにも興味がないため登場しませんでした

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