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人は吸血鬼の館を進めるか?side変態

 変態ぼくが変態兵器に括り付けられて変態めいた声を上げながら変態的に振り回されていた。

 初っ端から変態言いすぎ? 別に良いじゃん、実際これぐらい変態的な変態状態なんだから。

「…………ふぅ……」

 変態ぼくを丸太に括り付けて振り回していたドラグリアさんもといドラグネキが敵の殲滅を確認したらしく、ドカッという音を立てて丸太ごとぼくを逆さまに置いた。

「……変態的な程に吸血鬼がよく集まるな、貴様には」

「イッソ気持チ悪イニ集マルナ、変態」

「……ユウ? 大丈夫? 吐きそうじゃない?」

「ドラグちゃん、流石に変態丸太は無茶がありすぎたみたいね」

 変態兵器は設計か計画の根本から問題が有るから変態兵器たり得るんだよね。

 というかぼくを丸太に巻き付けただけの武器なんて色んな意味で変態兵器だよ。

「……ぼくの丸太(意味深)」

「ドラグちゃん、バンバン酷使しちゃって」

「え、えぇ!!??」

 この後滅茶苦茶振り回された(物理)



「……はぁ……はぁ……ドラグリアさん……激し」

「また振り回すぞ、貴様?」

「ごめんなさいやめてください死んでしまいます」

 涙ながらの嘆願によって、丸太兵器から放してもらえた。

「……ドラグちゃん、流石にこれからはユウちゃんは囮にするだけにしましょう? ……陣形は輪型陣よ。まず司令官たるワタシが真ん中、ワタシの左右をそれなりに強いダリアちゃんとアダカちゃんが囲んで、ドラグちゃんが背後のフォローよ」

「……ミロンさん、ボクはどこに」

「あなたのポジションは前衛……あなたのポジションが一番危険よ。心して進みなさい?」

「真ん中でお願いしますぅぅぅぅ!」

 全力で叫んだ。


ドラグ「キビキビ歩け変態」

変態「やめてー! 押さないでー!」

キモガッサ「キシャー!」

変態「ひぇぇぇぇ!」

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