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凸凹な二人  作者: まぃみ
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初めては最悪

あいつだけは無いって思った。



人生での大失敗って言ったら…あいつに出会った事じゃないかなって思う。


そんくらい、だいっきらいだった。

今に辿り着くまでは…




私、南条成実は、近所の「戸崎高校」に通ういわゆる…女子高生…だと思う。…多分…。



女じゃないだろ!!は、もう100回聞いたね…はぁあ。


新しい高校生活を満喫するためにイメチェン。

真面目な風貌、厳しい委員長なんてもう真っ平ごめんだ。



だいっきらいな中学生時代を思い出し呆然と立ち尽くす。

………………キーンコーンカーンコーン………


!?ヤバイ!!

遅刻だ。…


新生活3日で遅刻なんて…ヤバイ!!

私は、赤茶けた髪を束ね家を飛び出した。



まだまだ委員長の真面目さは健在ですか…

自分が嫌になる。何もかも…

あぁああああああー!!






ドンっ


いったああぁあ!


鈍い音が響いた。

前を向くと…あれ?同じ制服…?



高身長で、風貌は…至って真面目。



すいま…せん。


あ、てかさ。


はい。


ブスとぶつかるとかまじないわ。





へ…?





一瞬頭が真っ白になった後、現実へと戻された。


私が…ブス?



ん、そうだよ。

てかチャイム鳴ってるし…どいて?


上からだし…

けど、それ以上言い返せなかった。

てか完璧な奴だと思った。


でも最悪な奴だとも思った。



…マジ死ね…


過ぎ去っていく後ろ姿を見つめながら呟いた。

それが最初のあいつの印象だった。

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