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人生何でもうまく行くと思ったら大間違いだ

さてさて今回はちょっとスピードスターが出ますぜ。

「学校の先生・・・それも校長大先生が生徒にあんな暴力をして良いと思っているのかね?」

「自業自得でしょ?」

「校長の頭にある生徒が死滅したんだからしょーがねーだろーよ。」

形原と英語の先生の顔面を鼻血が出るまで校長にぶん殴られること30分。

ようやく開放されて放課後。まだ時間があるので俺と花と形原でだべっていた。

「あータイラント校長怖かったww。トラウマ確定だわー。学校なんて行きたくねぇ」

形原が俺の台詞をパクった。

「形原までそんな事言わないの!」

「人は心の傷を乗り越えてこそ、成長していけるのだよ。」

「トラウマの元凶が何エラソーに言ってんだよ!?」

校長、もといタイラント校長が教室のドアを開けてそう言った瞬間、形原がツッコミをいれた。

校長はフン!と言って去った。


校長・・・ロン毛のヅラだった。やはり本毛(ほんげ)は、生き残らなかったか、合掌。


花が思い出した感じでこんなことを言った。

「そう言えば校、タイラント校長はね、」

何故言い直す?

「昔マラソンの名選手だったんだって。大会で何度も優勝して、学校からも重宝されてたんだって。」

「へー。」

「そなの?」

ならばあの速さやパワーは想像できる。

「その時はタイラント校長は『スピードスター』って呼ばれてたんだって。」

中二か。

「へー。スピードスターかぁ。・・・頭のことじゃね?」

形原が言った。

「ガキの頃からはげてたのかよ。」

もしそうならスピードはハゲる速度でスターはツルピカと表しているのだろう。

花が頷き

「そうだよ?」

「「マラソンのくだりいらねーじゃん!?」」

いつもどうりにだべっていた。

初めはくだらないものだと感じていたが今じゃこれは楽しく感じる。

友人と青春を感じることなくただお喋りをする。

特技も何もない俺達が唯一楽しめる事だ。


そんなときに担任の先生が来て、

「おめーらもう教室閉めんぞ!」

弱本気の怒鳴りで言った。

「「「は~い」」」

適当に返事をしてやり過ごす。

別に良いんじゃないかな。スポーツとかキラキラの青春とか、見てて腹立たしいラブコメとかではなく、ただ友人とくっちゃべってるだけでも、十分楽しい。




三人で校門に向かっているとサッカー部が校庭で部活をしていた。あんなに汗だらけでよくやる気なんてでるよな。

「おらー!もっと速く走れ!」

キャプテンと思われる人物が部員に怒鳴っていた。たしか、横谷誠一よこたせいいちとか名前だったと思う。

「お、形原か!?おいお前ら!形原が来たぞ!」

横谷はこちらの視線にきずいたのか部員を集めてこちらへ来る。

「久しぶりだな形原!」

横谷がいうと苦笑いを浮かべながら形原は返事をした。

「あぁ・・・相変わらず元気そうだな?」

「おう!お前が抜けた分コイツらを強くしねぇとな」

「なるほどな。じゃ、俺ら帰るわ・・・花、修二もう行こう。」

「え!?・・・うん」

「あ、そうだな。」

形原が珍しく弱気な口調で言った。こんな形原は初めてだ。

また歩き始めると後ろから

「形原!!本当にサッカー部に戻ってくる気はないのか!?」

形原はそれに答えることなく走り去った。

いかがでしたか?ちょっと調子に乗って遊んでたら足つった時に思いついた内容です。

足をつった遊びはブリッジしたあとにそのまま頭の方へと転がって立ち上がる遊びです。

しかし、残念ながらブリッジの時点で、足をつりました。

そう、例えるならマグロの一本釣りのように。

オイラは見事に足をつりました。

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