その参
翌日、昨日入った喫茶店で私は小野寺と待ち合わせた。
「あ、てか早!」
「おっおはよう…」
待ち合わせの10分前についた私は、先に来てまっていた小野寺を見て心底驚いた。少し遅れるかもと思っていたので、先に来られると調子が狂う。
「だっだって、女の子を待たせちゃいけないって友達から聞いてたし…」
「(ほう…妙なところで気が利く、先輩らはここがいいのかな?)じゃあ、すぐにうちに来て、服は選んであるから。」
「あっありがとう…?」
ぺこっとお辞儀をしながら首をかしげている小野寺を連れて、私は無人の家に帰宅した。
「今日は運よくみんな出かけてるから。さあ、上がって、」
いつの間にか自分の敬語が取れていることに気付きながらも私はまあいいか、と部屋に入った。
「はい、着替えて!」
「こっこれかぁ…」
私はベッドに置いてあったロングスカートと、七分丈のフりフリ?のシャツを指していった。えらそうに私も小野寺に言っているが、これだって智美のお下がりなのだ。
「早くしてよ!そんなに時間ないんだから!」
部屋を出ながら私は大声でそういいながらドアを閉めた。
数分後
「きっ着替えたよ?」
小野寺がキチっとスカートとシャツを着て出てきた。
「おお!!」
私は小野寺の着替えるスピードと、かわいさに感嘆の声を上げた
「どう?大丈夫かなぁ…」
「全然平気だと思いますです!てか私よりもかわいい!!」
フワッとした色の薄い髪に華奢な体にクリリとしたお目目…がっしりした私よりも、小野寺のほうが女の子っぽい。
「…じゃっじゃあ、行こう!設定は行きながら説明するから。」
電車に乗って、隣の駅で待ち合わせている智美に私と小野寺は無事出会えた。
「あれ?ミチル、その子誰?」
「あ、ああ、この子は他校の友達で小野沢亜美ちゃん、一人でバイトすんのはちょっと怖いって言ってた智美と一緒にバイトしてくれんだった。」
「ええ〜〜!!ミチルはバイトしないのぉ!?」
ブーブー膨れている智美をなだめながら私は小野寺を紹介した。
「ゴメンね、どうしても親が駄目って言うからさ…でもかげながら見守ってるから。」
「ぶ〜」
「よっよろしくお願いします」
私たちがもめながら歩いていると、あっという間にメイド喫茶につき、面接が始まった。その間、私は外で待っていた。一時間ほど待っただろうか、ようやく二人が出てきて、私は二人の面接結果を聞いた。
「どうだったの?」
「ごーかーく!!」
智美がピースを突き出しながら私に報告した。
「もう履歴書とか見る前にみためでおkだってぇ!」
「ええ?それ大丈夫なの?」
私はいぶかしがったが、智美が喜んでいるし小野寺も大丈夫と言ったので、その日はそのままかえることにしてした。
つづくよ




