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その壱

 現実逃避で、昔書いた小説を投稿。

 女装の描写がエロいと感想いただきました☆☆

 私は神崎ミチル(カンザキ ミチル)、高一。


 高一とかでも受験とかで忙しいみただけど、私はまだ良くわかんないから気楽な学生ライフを送ってる。


 しかしもうすぐ夏休み、私も何かはじめたいなぁ…


 そんな中、友達の永崎智美ナガサキ トモミに一緒にバイトしないか誘われた。


「メイド喫茶で一緒にバイトしない!?」


「…え?」


 私の正面で目をランランと輝かせている智美は、髪型なんてポニーテールしか思いつかないような私と違い、今もブラウンに染めた立て巻きロールにかわいいピンを止めているかわいい娘だ。

 でも、玉に傷なことがひとつ…


「あたしね!どうしても欲しいコスの衣装があって、親に頼んでも駄目だったから、どうしよっかな?って思ってたら、メイド喫茶のアルバイト募集が目に入ってぇ―――」


 重度のヲタクのコスプレイヤーなのだ。

 もちろん容姿がかわいく、アニメのキャラみたいな顔の智美はコスプレもまあ似合っているんだろうが、私はその類のことがさっぱりなのだ。


「でー、ミチルも一緒にそこでバイトしない?」


 まってよ!何で私まで一緒にバイトしなきゃいけないの!?

……

 なんていったら智美は死ぬほど傷ついてしまう!

 それに、大事な智美にもしものことがあったら、私は生きていけなくなる!!


(どうしよう!)


「ねぇおねがい!!夏休み、ミチルは頭いいし、暇でしょ?一人じゃ不安だし、ね?」


 すがるような目で私を見る智美…


(この野郎!そんな目で私を見るな!!断れなくなる!!)


…結局、私はOKしてしまった。。。


「馬路でメイドとかやだよぉ…」


 いまさらながらぼやきながら帰っていると、本屋に寄り道しようとしている智美を発見した。


(また漫画かぁ…)


 そう思いながら声でもかけようとした時、


 ガサッ!


「!?」


 近くの植え込みから一人の男が現れて、


 キョロキョロ…                     バチッ!!


 そいつが周りを見回した時に、目が合ってしまった…


「…………」


「!!!!!!!!!」


 男はとてつもなくあせって植え込みの中に再び戻ろうとしたが、転んで、それを見た私は歩み寄って、仁王立ちでその男を見下ろした。


「…なにやってんの?」


「あっあわっあわわ!!」


 急いで逃げようとまだもがいている男の襟首を捕まえて私は怒鳴った。


「まさかとは思うけどあなた智美をつけてたんじゃないでしょうね!!」


 ビクゥッっと男がなってと一気に縮こまった。


(マジ図星かい…)


 私はもうこんなことには慣れていた何せコスプレイヤーでしかも結構かわいい智美のことだ、ストーカーの一人や二人居たっておかしくない。おかげで私は柔道部のスカウトが来るのだが、


「…あれ?よくみたら、あなた小野寺先輩??」


「…はぃ…」


 私が捕まえた男は、今まで気付かなかったが、うちの学校屈指の美少年、小野寺飛鳥オノデラ アスカだった。

 高二の彼は高三の先輩から超人気で、ファン倶楽部があるくらいなのだ。


(でもなんでこの人が智美を…?)


 私はそう思ってハタとした。


「先輩智美のこと好きなんですか?」


「えっ!…うっうぅ…」


「ええ!マジ!?」


 こりゃビックニュースだ!年上好きかと思われていた小野寺先輩が、ヲタクで年下の智美が好きなんて…


(ん??もしかしてこれって…)


 私の頭のなかにスンバラシイ考えがひらめいた。


「小野寺先輩、私と取引しません?」


「え?とっ取引?」


 私はこの出来事を神に感謝した。


つづくよ

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