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ギルド『希望』発足

「確かに百万Gいただきました。それでは、ギルドの名前を決めて下さい。」


 クエスト開始から僅か五分後、俺たちはギルド館の職員へギルド創設資金を渡していた。


「既に決めてあります。」


 ギルドを作れば名前が必要になるのは分かっていたので、ここに来るまでに相談して決めておいたのだ。


「それでは、こちらの用紙にご記入下さい。」


 渡された用紙に、ギルドの名前を記入する。


「『希望』。ギルドの名前はこれでよろしいですか?」


 俺たち全員が頷くと、お馴染みのポーン♪という音と共に、『ギルド『希望』が発足しました。これにより、神崎結衣とレオン・ホープのクエストはギルド員以外は受けることが出来なくなりました』、『メンバー全員がギルドスキル【ヘカテーの涙】を習得しました。このスキルは、今後入ったメンバーも習得することが出来ます』と表示された。それと同時に、俺たちの表示ネームにも変化が現れた。黄金に輝く満月の紋章が名前の前の部分に表示されたのだ。


「『ギルドスキル』・・・?他のゲームでは聞いたことないよね?」


「俺も初耳だ。」


「ギルドスキルは謎の多いスキルでして。ギルドを発足すれば必ず手に入るスキルです。ただし、どんなスキルが発現するかは千差万別で、同じスキルは絶対に有りません。強力な効果だったり、逆に弱い効果だったり。」


「どんなスキルなんでしょうか?見てみましょうよ。」


 結衣がワクワクした表情なので、スキル詳細を見てみる。


―――――――――――――――――――――――――


・【ヘカテーの涙】(常時発動スキル)


・効果:夜間の全パラメーター15上昇。更に、レベルアップにより月の女神のスキルを習得可能


・月の女神は貴方と共に進み続ける。


―――――――――――――――――――――――――


「強力なスキルだな・・・。デメリットも無いし。」


「これは、本当に闇の帝王を目指せるかも知れないですね!銀狐さん!」


「ん?」


「闇の帝王?」


「ちょ・・・!」


「前に言ってましたもんね!闇の帝王になるんだって!」


 今思い出すと凄く恥ずかしい黒歴史を、結衣に暴露されたのだった。



短い・・・。

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