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第88章 検索

「はい、ロボットです」

どうやら何度も聞かれるらしい。

すでにそのような質問に対する回答があるだけでも、十分わかる。

「どのような本をご用意いたしましょうか」

「エルハード文書というものについて、何か資料のようなものがあるのでしたら、閲覧したいのですが」

「少々お待ちください………」

わずかに時間があり、それから係員ロボットが全員に教える。

「数件発見しました。閲覧を行いたい場合は、それぞれ申請を行っていただきます」

「分かりました」

カイツが代表して、閲覧申請をロボットに対して提出した。

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