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第60章 行動指針
「いやだけどなぁ、それが一番の近道かもな。あの人に船を預けてもらって、それでこちらはその分のお金をいただく。100光年ぐらい、もしかしたら今はもっと増えてるかもしれないけど、その領域は安全に航行できるだろうし。あの人なら、好きなようにつかえるだろうし」
カイツは言いつつ、どうしようかと考えていた。
「それなら、自分を忘れちゃだめだろ」
言ったのは、当然のことながらフルカイツ同盟の会計長、ローリールだった。
「そうだな、ローリール、これから一緒にこの船のレンタル契約を結びに来てもらいたい。その間に、サバルには契約書の書式を、ヒャカリトはこの惑星を拠点にして、ジョージとヨウビのアップデートを」
「了解」
カイツが決めたことに、みんな決まって従う。
それが、フルカイツ同盟の暗黙のルールになっていた。