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第57章 到着
同じ航路をたどって、砂野丸を連れて第45連星系第5惑星へと戻ってきた。
すぐに行政長官が、出迎えてくれるが、それよりも一緒に降りてきた巨大な船の方に興味があるようだ。
「これは……」
「バーバロン行政長官、ロミクさんを呼んでいただけませんか。彼に関連がありそうなことなのです」
「……わかりました」
サバルの言葉に、とにかく行政長官は従っていた。
それからしばらくもしない間に、ロミクは行政長官とともにやってきた。
「……砂野丸ですね」
一目見るなり、ロミクはカイツらに言った。