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第48章 起動

「これかな」

しばらく探して、入り口部から80メートルほど入ったところでパネル群を見つけた。

どうやらここが一番近くの端子の群れのようだ。

「それだね」

ローリールがヒャカリトに確認をさせたうえで、話す。

「これだね」

ヒャカリトはそのうちの一つへと手を伸ばす。

「AI起動。どうかな」

さっきのスイッチのようなものを触ると、端子群の横にあるモニターが起動した。

「……生存者無し、確認完了。貴殿らの名を」

男性の声でモニターから聞こえた。

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