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第31章 教授とサバル

コンコンコンと3度ノックされ、会議室の扉が開く。

「教授っ」

「おお、君か。連絡がきたときは本人かどうかわからなかったが、本当に来てくれるとはな」

ジュディは、真先に声を挙げ、駆け寄っていたサバルと、熱い抱擁を交わした。

「ご無事で何よりです」

「この星は、もう駄目だと思っていた。ようやっと、ここまで復活させたのだよ」

公民館から見えるのは、どうにか都市機能を確保したと言った感じの町並みであった。

ここから、まだまだ復興が必要としているのだろうことは、明白である。

「私に何かできることはないですか」

両手をつないだまま、ジュディにサバルが聞く。

「はは、ありがとう。しかし、君には素敵な仲間がいるじゃないか。彼らと一緒に、ここに来たのはたまたまのことだ。君は、君の人生を歩み給え」

「…はい。分かりました。お会いできて、とても嬉しかったです。いつまでもお元気で」

「ああ、君こそね」

そして、ジュディは、名残惜しそうな顔をしつつも、会議室から出ていってしまった。

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