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スキルを知ろう その2

「えっと、次みますよ。【アイテムボックス】ですね。おっとなんか出た」


 目の前に何かゲームとかで見たことのあるアイテム欄のウィンドウが出てきた。右上にいくつ入るのかが表示されており表示は∞となっていた。それとその横に亜空間という表示もある。


「で、アイテムボックスはどのくらいの容量なんだ?ちなみにだが50くらいが一般的なんだが」


「皆さんよーく聞いてくださいね。おそらく無限だと思う。鑑定したところ俺だけの機能もあるみたいだし」


「シンヤ殿下、その機能とは…」


「亜空間も使えるらしい。で、亜空間って何?」


 亜空間の言葉を聞いた多くの人が目を見開いて倒れた。何とか倒れずにいた冒険者から話を聞くと亜空間とはアイテムボックスの最上位らしい。通常のアイテムボックスは大きな物体はいれなれないらしく食料や武具、貴重品などしか入らないらしい。ただ時間は経過するので食料は腐っていく。その一つ上のランクになると時間停止がつくとか。そしてアイテムボックスにはまれに家などの巨大な物体をいれられる異空間がつくことがあり現在は確認されていないらしい。異空間がつくと時間停止はつかないのだが俺の亜空間というのは異空間の上らしい。

 らしいといったのは今までに一人しか歴史上に残されていないからだ。それも約5万年前、神話にも語られる最悪の戦争の時代に異世界から召喚されたといわれる勇者、キョウジロウ・タケウチ。恐らくというか確定で日本人だと思うのだがその勇者がアイテムボックスの亜空間を持っていたとされる。

 こっそり世界辞典で調べてみたら事実だった。そして神話や伝説として語られる逸話もすべて事実だった。


「それじゃあとは…隠蔽から商売スキルまでは大体わかるとして、固有スキルの神眼だな。何々、生き物に使えばその生き物の生態やプライベートなことまで見ることができると。その他あらゆるものを正確に見ることができると。試しにアーク、ステータスには目を通さないから鑑定していいか?」


 アークの了承を得られたので鑑定してみる。どうやら生年月日や身長、体重、プライベートのことまでしっかりと見れることが分かった。


「鑑定結果はどうだったんだ?言ってみろ?」


「アーク、11歳。デンティス王国王都の外の名もなき村出身。5歳までよくお漏らしをしていたことから同年代の子から陰でお漏らし大魔王といわれていた。ハルとティナと共に冒険者を目指し修行をしたところ8歳のある日ハルとの模擬戦で自身の着用していた服をすべて切り刻まれ村のみんなの前で真っ裸になり泣き崩れそれからより一層剣の修行に打ち込んだ。9歳のある日、村長の12歳になる娘に告白してやんわりだがお断りされる。なおその娘はアークが強くなって村に戻ってくるのを待っている模様。10歳になり冒険者登録が可能になるとハル、ティナと共に王都に出向き冒険者となる。3人でパーティーを組みダンジョン1を攻略している。11歳になるとデンティス王国第二王子、シンヤ・デンティスをパーティーに加えるもステータスを見たことで現在落ち込んでいる」


 すべて、読み終えるとアークは隅っこで小さく丸まっていた。どうやら結構な黒歴史を俺はみんなの前で暴露してしまったらしい。ついでにアークの服を切り刻んで真っ裸にしてしまったハルにも少しだが効果があったようで苦笑いしていた。うん、このスキルは使いどころに困るな。

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