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面接は最初の6秒で決まる  作者: 坂月陽
第三章 心理戦
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心理戦1

「次は終点、終点です。お忘れ物のないようにご注意ください」


在職当時を振り返っていると、「次は終点」の社内アナウンスに耳が反応し我に返った。退職してから今までなんとなく場当たり的に過ごしてきたが、今日からは「覚悟」を持って転職活動に専念しなければならない。


仕事を辞めてから毎日外出する習慣がなくなって久しいが、外へ出ると家の中では得られない「新しい発見」があるものだ。目に映る景色が変わると考え方も変わるのかもしれない。


在職当時のことを思い出したことで私の心はメラメラと覚悟の炎が燃えている。


「やってやるぞ!」


炎が燃えて根拠のない自信が湧いてきた。後はそれを積み重ねて、揺るぎない自信を作っていくだけだ。


私はバスを降り、歩いて五分ほどの場所にある本屋へ向かう。ネットで本を買う場合、買う本が決まっていればクリック一つで済むので便利だが、本を探す場合は様相が変わる。実際に読んでみて買うかどうかの判断をするので、大抵は一冊で終わらないし見つからないことのほうが多い。


それに画面越しに読む文字と手に取って紙で読む文字では同じ内容でも印象が変わる気がするのは、私がネットのなかった時代に生まれた昭和世代だからだろうか。


先ほどネットで探した本の中には著者の実績や読者の評価など本の内容と関係ないことばかりが目につき、これでは動画の変顔サムネと変わらないではないかと思った。


動画は再生数を、本は売上を上げなければならないので目立つことを優先するのは仕方ないとしても、そればかりに集中しすぎて内容があまりにも疎かになってはいないか。目立つことと素晴らしい作品は似て非なるものである。


今日は厳選して目に留まった作品をメモしてきたが電子と紙では本当に印象が違って見えるのか、良い意味で裏切られたいと淡い期待を捨てきれずにいる。

ご覧いただきありがとうございます。

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作者がやる気になります。

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