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面接は最初の6秒で決まる  作者: 坂月陽
第五章 朝活
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朝活4

手がぴくりとも動かない。まきちゃんは「心のモヤモヤを書くの」と言っていたが、それがどこにも見つからない。いつもならうるさいくらいにささやく雑念も、このときは無言を貫いている。


さあ、困った。天を仰いだり部屋を歩き回ったり、机の周りを整理したりしてなんとかモヤモヤを見つけようと足掻いてみたが、何も見つからない。


それから十分は経っただろうか。席に戻りしばらく白紙を眺めていると、なんとなくだがモヤモヤの輪郭のようなものが見えてきた。


・六時過ぎの誰もいない時間帯になぜ、狭い通路で人とすれ違うのか。

・朝食にサラダだけで足りるはずがない。なぜおにぎりを買わなかったのか。

・今日の夕食は何を食べようか。


白紙に書いたモヤモヤを言語化して改めて眺めてみる。本当にどうでもいいことばかりだ。しかし、これを消火しないと後に集中しようとするときに邪魔が入る。それなら今、すべてを吐き出してノートに書いてしまおう。


「あれ?書くことがいろいろ出てきたぞ」


最初は動かなかった手が一旦動き始めると、あっという間にノートが言葉で埋まり、最後の一行にたどり着いた。ここまでくればこっちのものだ。書くことはすでに決まっている。「前向きな言葉」で最後を締めくくる。それは決意の表れでもあった。


「私は明日も六時前に起きてジョギングをします!」


面接のルール5:

・毎朝のルーティンを作り一日を気持ちよく始めよう!





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