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面接は最初の6秒で決まる  作者: 坂月陽
第四章 朝ノート
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朝ノート2

意外だった。最初は「志望動機」や「退職理由」など面接で必ず聞かれる質問の解説から入ると思ったが、いきなり謎のテーマが飛び込んできた。


私は「朝ノート」を時間をかけて丁寧に読んだ。要約するとこういうことらしい。


・毎朝六時前に起きて生活のリズムを作りなさい。

・朝日を浴びて散歩しなさい。雨でも雪でも外へ出て朝の空気に触れなさい。

・散歩から帰ってきたら「朝ノート」を毎回書きなさい。


「生活のリズム」についてまきちゃんは言う。


「仕事をしている社会人は毎日同じ時間に起きて、朝の支度をして、同じ時間の電車に乗って会社へ行ってるわ。あなたはどうなの?まさか昼過ぎに起きて、深夜までテレビを観ているわけじゃないでしょうね?もしそうなら今日から改めなさい。あなたも彼らと同じように毎朝同じ時間に起きて生活のリズムを作るの。彼らが働いているときに寝ていて同じ土俵で勝負できると思う?面接に受かりたいなら彼らと同じ時間軸で生活することよ」


私の今日の起床時間は十一時前だ。無職の人間にとって朝早く起きたところでやることがない。店も開いていないので、どうしたって夜の時間に生活はずれていく。


しかし、それではダメだとまきちゃんは言う。社会人と同じ時間軸で生活しろと。面接に受かるためには今の生活を根本から見直す必要がありそうだ。


「朝の散歩」についてまきちゃんは言う。


「朝の六時前に起きるのにはちゃんと理由があるの。朝日を浴びるために早起きするのよ。朝日を浴びると脳内から『セロトニン』が分泌されて、交感神経に切り替わってどんなに眠くてもその瞬間から目が覚めるの。セロトニンってすごいのよ。


・集中力が高まる

・気持ちの切り替えができる

・心を穏やかにする、など


朝日を浴びるために外へ出て、朝の空気に直接触れること。朝の空気には朝特有の凛としたものがあり、朝日と朝の空気両方に触れることでやる気がドバドバと溢れてくるわ。さらに散歩をして体を動かすことで、脳と体の両方が活動的になって前向きな気持ちが高まっていくのよ」


セロトニンは聞いたことがある。「幸せホルモン」と呼ばれるものだ。まきちゃんはセロトニンが分泌されるとやる気が出て前向きな気持ちが高まると言ってるが、その状態で履歴書や応募書類を書けば面接官にやる気が伝わるかもしれない。



ご覧いただきありがとうございます。

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