全員ツッコミ待ちの世界
「では改めて――世界征服会議を始めます」
魔王グラドスが立ち上がった瞬間、椅子が砕けた。
「は!?なんで!?」
「昨日ドラゴンが座った。」
「原因わかってるなら替えとけよ!ってかドラゴンここにいれるなよ!」
勇者アレインのツッコミが炸裂するが、誰も止まらない。
魔王側近のリッチが黒板を出す。
「本日の議題その一。“勇者をどう倒すか”」
「本人いる!本人ここにいる!」
「まあまあ」
獣将バルガが肩を叩く。
「今日は“倒す案を出すだけ”だから」
「企画会議かよ!YouTuberか何か!?」
女神がポテチを食べながら言う。
「とりあえず多数決で」
「神が民主制!?ってかポテチ食いながら話すすめるなよ!」
リッチが真面目に案を読む。
「案一:魔王が巨大化して踏みつぶす」
「却下」
「理由は?」
「床抜ける」
「そーゆー問題!?」
「案二:勇者の剣を盗む」
「え、無理よ。メンテに出してて今どこにあるか俺も知らん。」
「勇者!?ズボラすぎやろ…」
「案三:和解する」
全員、沈黙。
「……それもうしてない?」
「してるな」
「紅茶三杯目だし」
「会議の意味よ!」
そのとき、異世界転移者が手を挙げた。
「現代知識で無双とかどうです?」
「君、昨日スマホ充電切れて詰んでたよね」
「ここ、異世界!世界観ぶっ壊すな!」
魔王が腕を組む。
「そもそも、なんで戦ってるんだっけ?」
「忘れんなよ魔王!」
「だって最近、勇者来ないし」
「だってー…面倒なんだもん…」
「それでも勇者か!」
バルガが真顔で言う。
「じゃあ今日は解散でいいか?」
「みんなテキトーだなー…」
女神が立ち上がる。
「はいはい、今日の結論」
黒板に大書する。
《世界征服:来週以降》
「軽いな世界!!」
魔王がアレインに手を差し出す。
「じゃ、またな」
「次はちゃんと戦えよ」
「気分による。」
握手。
その拍子に魔王のマントが外れ、中から部屋着のパジャマが露出した。
「完全オフじゃねえか!!」
「今日はリラックスデー。良いじゃねぇか。」
「良くねぇわ!侵略しろよ!!それでも魔王か!」
全員で笑い、誰も剣を抜かない。
こうして今日も異世界は――
ボケとツッコミによって平和を保っていた。
AI生成でほんの少しだけ手直しした手抜き作品で申し訳ないです…




