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サッカー転生2  作者: XLT-ゾレト-
三章 ズリネ田とウラララ‼
7/13

七蹴 トリリオンゲーム

俺達のワガママは…

 平の下の名前は

 京崩。

 平京崩という。


 牛尾中学校

 FW シノブ 平

 MF サクマヒメ

 DF 七瀬 羽葉堂

 GK


 鯨田中学校

 FW シノヴ 楔

 MF ベビータ

 DF

 GK ユーハバッハ


「来たな、最強の助っ人が」

 にやりと笑う阿部寛貴が示すそれに、猪野継子は驚愕する。


「俺は楔宇一。世界一のストライカーになるのは俺だ‼」

「な、何いいいいいい⁉」

 楔の堂々とした発言に、ベビータは動揺するばかりだ。

「世界一になるのはこの俺様だああああああああああああああ‼」

「吠えてろよ野菜の王子様。耕してろよ栽培マンでもよ」

「な、何いいいいいいいい⁉ 野菜だとおおおおおおおおおお⁉」

 ベビータは自身が野菜という自覚はない。まあ野菜ではないのだが。

「一人でイってろ。べ自慰タさんよ」

「何いいいいいい⁉ 下品な野郎だぜ……」

 ベビータは王子だから上品なのだ。顔を赤くしてそっぽを向いてしまう。

「見せてみろよプリンス。お前のエゴータをよ」

「え、エゴいことを言いやがるぜ……」

「世界一になるのは俺だ‼」

「いや、世界一は俺様だ‼」

「殺し合おうぜ、プリンス」

「ぶっ殺す……‼」

 ベビータがやたらにボールを繰り出すが、楔くんは全部ダイレクトでシュートしてしまう。

「こんなもんかよプリンス。一人でイってろ」

「何いいいいいいいいいいいい⁉ 舐めやがって‼ これならどうだ‼」

 ベビータは最高最強のギャリック砲を、楔の前へ撃ち込むが、楔はそのダイレクト技術で見事ゴールを決めた。

「分かったろベビータ。これが連動だ。俺とお前の攻撃ラインなら、確実に点を稼げる。理論上、俺達は負けることはない。世界一になれる」

「ああ、俺達のワガママは世界一だ」

 こうして楔とベビータの世界一ワガママなトリリオンゲームが始まる。一兆点を取って戦闘力一兆を達成するという。そしてドクターストーンのファイナルシーズンも始まるため、楔とベビータと稲垣のテンションは留まることなくアガり続けるのだった。

世界一だ‼

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