死ねよ!
お前も糞!お前もお前も皆ごみ!!
何で誰も助けてくれないんや!!
人って皆、頭おかしいのかな? 何で助けてってネットでメッセージ送ったのに誰も来てくれないんだ!
とくにだ、学校の先生って言うのが糞だった。『君は将来大物になりそうだからメールアドレス交換しよう』なんて言ってきた教師四人が全員既読無視である。どうなってるんだよ!
マジでさ、人間不審になるって。
ヤバイ時、自分じゃどうしようも無いときに、助けてくれないなら、君たちはなんのために社会という群れを形成しているんだ?
霊長類の長を名乗るならば、もうちょっとまともな脳みその使い方をやるべきなんじゃないのか?
そういう先生に教育された学生たちはもっと悲惨だった。
早く死ねよってメッセージをくれやがった糞文系野郎のヤリチンにはまったく頭に来た。
そういうやつが生き残っていることに、本当にイライラする。
あのなぁ、この社会ってのはどんな糞野郎でも基本的人権が保証されていたけれど、そういうのもうないから!!!俺が殺しにいくから待ってろ!!!
屑の命に価値なんてないんだよ。減らした方が限られた資源しかない世の中にいいんだって。マジで死んだ方がいいって!!
あーーー。でも、きっと、自分も、長らく連絡とって無かったのに、いきなり助けてくれって言われても、行動できただろうか、と、思う。
助けを頼んできた人の所在地まで放射能に犯された汚染地帯を抜けていくか?
多分、行かないだろう。だって自分も死ぬかもしれないし。だから死んでもいい理由が無い限りは来ないだろうってわかってるさ。分かってても心の虫が落ち着くかは話が別なんだよ!!
やっぱ、死んだ方がいいダイオキシン野郎は沢山おるわな。そいつらがいるから、真面目な人ばかりが貧乏をして割りを食うのである。
ほんとおかしいね、この世界。
まだそういう人間が生き残っていることが許せなかった。
どうせ壊すなら派手にやってもらいたいということだ。
そいつらの家族も財産も宝物も未来も、幸せな思い出すら全部焼いてくれればよかった。
そういう人間にかぎって、皆が平等に~とか、レティーファーストで~なんて抜かすが、それは人が語るときの言葉だ。屑や糞が自分の欲望を満たすための言葉ではない。本当にもう、どうしようもなかった。自分の事しか考えていないのである。
日が落ちてもう四時間がたった。助けはない。
建家のなかからは既に声すら聞こえず、物音もしなかった。
おい死んだぞ。助けを待っている間に一人死んだ。
まあなんということでしょう。相手が自分より大きそうだった。
こええよ。怪我するよ。お互い命を懸けた戦いをしようというのである。その扉を開ける腕はとても重く、震えていた。
建物の中は薄暗くて良く見えなかった。ただ、いつも雑魚寝している布団の上に、何か化け物が横になっているのである。回りには血のついた羽毛が山のように舞っていた。
玲子さんの姿はまったくなかった。
食っちまったんだこの化け物が!!
さあ、問題はどう殺すか、である。
その化け物は、布団から飛び出た不気味な手足をジャラジャラと鳴らして寝返りをうった。
不気味な鱗はまるで鎧のように体を包んで、金属色のヌメヌメとした輝きを放っていた。
そしてその臭いは、まったく、玲子という女そっくりで、ああ、やはり食べたのだな、この化け物は。




