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どうやら私は[とんでもない]世界に転生されたようです。  作者: ハンブンシタイ
フィフスメモリー
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【17】昔々



 「わたし、昔はとても弱かったんです。色んな意味で、明日生きていけるかなっと考える日なんて毎日あったくらいです。」


 「、、、」

私は黙りながら校長の話を聞いていた。


 「身も心もボロボロ、私死ぬのかなって思った時、私を助けてくれた人がいたんです。」


、、、、。


 「その人は見ず知らずの私に温かい食べ物や、寝床や、気持ちをくれました。その人のお陰で私は今日まで生きてきたんです。」


 「その人は今も?。」


もう、、、、 


 「いいえ、私がいらなくなったんでしょうかね?。ある日を境に置いてかれてしまいました、簡単なことだったんですよ。その人が私に色々くれたのは全部花咲く蕾だと思っていたからだったんですよ。」


もう、。


 「でも私はその人に何にもお礼をできていない。だから育てるのを諦められてしまったんですよ、私が喋れなかったから。」


、、そんなこと。


 「なんだかすいません、こんな暗い話をしてしまって。」

そう言い、校長先生は立ち上がり


 「私、仕事に戻りますね。」

若干涙が出そうな顔をして、先に言ってしまった。


くそ、畜生。


何をやっているんだ、私は。」


持っていた箸を握りつぶす勢いの感情のまま、私は入るはずもない食事を無理やり口の中に入れた。


無力な涙を出しながら。

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