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どうやら私は[とんでもない]世界に転生されたようです。  作者: ハンブンシタイ
-セカンドメモリー-
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【1】「これが噂の都会ってやつですねぇ〜って、まだ着いてないんですけど、、、、」

 


 「はぁ〜、逃げ切れたかな〜。はー。」


そこそこしつこかったわ、次からこういう逃げ性能が高い道具も作っとかなきゃ、それより今は水水。


       《水を形成》


うお、ペットボトルまでついてくんだ。ありがてぇ〜、じゃけんしばし休憩したら都会に向かうとするかなぁ、、、ぁ〜ちゃんと「さよなら」しとけばよかったな。


 そうして何日か経ちます。私は食べ物を作り出したり、風呂はぁ〜まぁ誰もいないところで水浴び、とかだったでも途中から我慢できなくなって小型バスルームを使ってたな、ほんとこのチート便利。でもドライヤーが使えなかったから髪が毎度のこと乾くのに時間がかかったな、火で温めるのもなんか怖いし。


 「道沿いに沿って行けばいいって大男言ってたけど、結構経つんだよなぁ〜。いや徒歩だったらこんなもんなのか?どちらにせよ距離を利かなかったのは汚点だったな。」


さてさて出発してからもう5日くらい経ってます。しかし見えてくるのは果てしない道だけ、それとなんか襲われている馬車、、、、なんか襲われてる馬車?!?!?


 「うわっ!マジで襲われてんじゃん!!どしよどしよ?!?!」


ってそんなの決まっている、助けに行くんだよー!!。反転刀剣!!

収納していた反転刀剣を取り出し、ダッシュ。しかしまたもや便利な移動手段が欲しいと思う今日この頃。


 馬車はなんか変な生物、、魔物っていうやつか?に襲われている!!。コイツらなら別に殺っちゃってもいいか??、。


 到着と同時に魔物へ切りかかる。


 「!!」


ザシュ!うおお切れ味よすぎ!豆腐を切っているのかと思ったわ!?

 っと思った瞬間、獣状の姿をした魔物は縦一刀両断され血を出しつつ、両側に倒れていった。そしてそれを見ても同時ない私、考えるのは後回しと言わんばかりに戦いは続いている。


 「助太刀します!」


馬車を守って戦っていた人がいきなり私を見てギョッとしていたので、一言ひとこと言う。最も私にギョッとしていたのではなく、切れ味にギョッとしていたことは言わずもがな。

そして「あれ?こんなにコミュりょくあったっけ?」と思う私。


 私の一言で周りの人たちは喋らずアイコンタクト、「よろしい」の許可が出た感じするので,勢いで加勢。その後は大体私のキルパクと掃討戦。


 戦闘はあっという間に進んでいき、周りにあるのは血だけ。かくいう私も返り血がそこそこ、だが全然気持ち悪くない。これは一体、、?。


 《精神制御抑制》を入手。


あ、(察し)こんなものまでついてくるとは、便利なのか,便利じゃないのか、一周回ってサイコパスに見えてないよね私。

と思いつつ、反転刀剣をどこにしまうか考える。流石にさっき持ってた剣がどっかに消えましたじゃ、やばすぎる。鞘も作っとくか,


 「助太刀、感謝した。」


一人の女性が私へ感謝を言いにきた。様子から見て,どうやら私はサイコパスに見えてなかったらしい。よかった。、


 「いやいや、困ったらお互い様って言いますし,。」

 社交辞令(ご挨拶)だな,相手にどう思われるかで今後の関係性が変わると言っても過言ではない。ここは礼儀よくしなくては、、。


 「それにしても,すごい武器だったな。まさかウルフクが糸も容易くああなるとは、」


 まず,褒めてきたのは武器。ということはそこそこ戦い慣れてるってことか?、ってなに詮索してるんだ私は、いつのまにかこんな癖ついたシ。

 

 「えぇ、お気にでして。」


ここも華麗に応える。あれ、華麗に答えたらサイコパスっぽい気がする。、ヤベェ、気をつけないと、


 「あぁ!貴方様が、。あっと!申し訳ございません。私、馬車の操縦を担当しているものでして,先ほどは加勢有難うございます。おかげで被害も最小限に抑えられました。」


 そこそこ太っちょなおっさんが目の前の女性との会話に入ってきた。でも目は優しそうだあのクソ領主と違い。


 「いやいや、人として当然の事ですし。」

ここは少し遠慮気味に、完璧に振る舞って逆に違和感なんて持たれたくないシー、それに少しは人間味があった方が,話しやすからろう。


 「あ!、そうだ報酬の方はどうする?、通常ならあそこの獣、アンタに全部あげたいんだが、、、図々しくて悪いが少しこっちにも分けてくれねぇか?」


女性が手と手を合わせて,私にねだってくる。


 「別に良いですよ,私正直使わないんで,」


だって考えただけで作れるから素材とか,基本必要ないんだよなぁ〜。


 「やっぱりそうか〜、まぁ、アンタに従うッッッツてえぇぇぇ?!?!全部?!?良いのか??!?!?!!!」


 「えぇ、しばらく使う予定もありませんし,」


とだけ言っておこう。下手に金銭問題出してくると世界に疎い私が墓穴を掘る可能性がある。


 「はぁ〜、マジかアンタ。もしかして凄腕なのか?、いや!凄腕だろ!じゃなきゃいらないなんて言わないしな!、。」


実はそうでもないんですよぉ〜、と言えたらどれだけ楽だろうか,まぁ、凄腕だから必要じゃないって感じに捉えてもらっても良いが、本当に。


 「だとしても,私としては報酬を払いたい、気持ちで,,,,何か、お困りのこととかございませんか?」


おっさんが、アワアワしながら言ってきた、目には恐れ多いという文字が並んでいるように見える。仮に凄腕だったとして,対価が必要。もしかしてこのおっさん商人か?なんか商売魂感じる。、、っとまぁさておき,困っている事なら一つある。


 「実は王都へ行こうと考えていたのですが,ちょっと問題がありまして,今回は断念しようかと、」


 王都への行き方はなんとなくでしかわからない、だがあの大男のことを考えるとどうやら猿でも場所がわかるような感じに見えるので、敢えて問題があったという、偽名文でいこう。


 「なるほど!あの、よろしければ私たちと一緒にどうですか?、私としてはお礼もしたいですし,王都へ行くのもここまできての断念とくればいささか心残りでしょう。」


ヨシっ!その言葉を待っていた!、アワアワしてたからなんとか付け込めた。

 心理戦は私の勝ちとして,。


 「そう、ですね。、ではお邪魔させてもらいます。」


ってよくよく考えたら,この人たちにとって俺は利点だったな、だって自画自賛するつもりはないがさっきので俺が強いってことがほぼ確定したわけだし,そんな私をお礼という形で縛り連れ歩ければメリットはあっちが上ってか,。

はぁ〜、自分の詰めの甘さを実感する、が言ってしまったなら仕方なし,馬車に乗りましょか,。


          ー続くー

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