【3】『試練』と『流れ』
あれから結構、いや少し、どちらでもいい。時間が経ったことは明確だ、私は愚かにもユニコーンを切れず、結果めんどくさい従者にして、旅をする。
時間に忘れ去れれた私は、本来やるべきことを忘れ、少しの感情に浸りながら歩き続ける。少し薄れたローブを頭からかぶり、目的もなく彷徨い続ける。
「本当に、、何にもなかったな。」
私は人々が行き交う街を後にし、大門を出る際にそうつぶやく。
《。。。次に行くのか?。》
ユニコーンが薄い霊体のような状態で話しかけてくる。
「あぁ、これ以上の収穫は見込めない、とりあえず。行き遅れた分を取り返さないとな、、」
私は街で手に入れた、見慣れすぎた新聞の表紙を見ながら言う
《。。。、会いにはいかないのか?。》
「、、、行ったって。どうせ私のことなんて忘れているさ、」
新聞に映る見覚えのある名前、彼女はどうやら国1番の大発明をしたらしい、白黒の写真には気恥ずかしさを抱えながらぎこちなく笑う彼女の姿があった。
「、、、。」
本当は会いに行きたいとも、でもそれは今私がやるべき行動に含まれていない。
「しばらくはまた冒険者業でも始めるかな。」
私の知らない世界が遥か遠くに広がっている。死なない私にとって、この世界を一周市終わる頃には世界は大幅に変わっているだろう。
それがどんな結末だとしてもだ、、、、




