【1】『事件』と『時』
「本当にこっちで出口あっているんですよね?」
《。。。案ずるな、我はそこまで老いてはいない。》
「左様で。。」
そう反応している私、しかしどこか不安が抜けなかった。なんだかちょっと面倒くさいことになりそうだな、、っと自然に感じ取っていた。
それかそんなことはただの気のせいで、実際のところはおんなじ風景が流れていっている森が、進んでいることを実感させてないからかもしれない。
《。。。ヌシは、、いやなんでもない。》
「?。」
なんだ、コイツ。
《。。。もうすぐ出口だ、準備は良いか?》
「はい。」
ユニコーンもそんなベタみたいなこと言うのか、ていうか大抵こういう「準備は良いか?」ってヤツ関係ないところで言うことがあるから、別に心の準備はしない。
ちなみに面倒くさいわけじゃない。
「、、、。」
進んでいるといきなり光がこちらの方へ広がっていく、少しびっくりしたが。慌てず落ち着いて、光がなくなったと確認したら目を開ける。
「、、、。」
そこにはのどかな森の入り口があった、入って来た時と同じだ。ただ夜か、朝かの違い程度。
《。。。ふむ、ぬしは大丈夫なのだな。》
「、、、はい?。」
俺はユニコーンの意味深な言葉に思わず振り返った。そしてユニコーンが蔦で拘束していた賊達がちょうど見えた、っとおもったら。
全員、骨になっていた。




