【18】『ユニコーン』と『死ぬ』
「。。。」
《。。。うむ、不味かった。》
「。。。」
《。。。死んだか?。》
「死んでねぇよ。ていうか死んだよ、多分三回くらい、」
治っていくグロテスクな傷口を見てゾッとしながら私はユニコーンにそう伝える。
貧血気味のせいで私の頭はそんなに働いていない、おかげで話し言葉が少しおかしい
《。。。ヌシの死なぬ特性、ある種の拷問だな。》
「、、おまいう?(お前が言う?)。」
拷問だとかなんとかは、やっているやつが全面的に悪い、つまりこの場合、神とユニコーンが悪い。
ていうか本当に私は被害者だ、、
「それで、血は十分ですか?。」
《。。。うむ、我が種族にかけて契約は守ろう。》
「それはありがとうございます。」
あ゛〜、これで6回目の人生か、私が今まで見てきた作品群の中で多分一番多く死んでると思う。
しかも死亡要因の半分以上がユニコーンによる噛みつかれ(吸血)死なんだよなぁ〜、これ以上死にたくないけどせめてこのとんでもない成績はなんとかしたい。
、、、もちろん死なないけど。
《。。。他の者は賊か?》
「えぇ、はい。しかしこれから生け取りにしなくてはいけないので。」
《。。。わかった。》
、、、ん?。
[数分後]
《。。。これで良いか?。》
(、、、、まさかここまでしてくれるとは。)
貴族どもが放った賊達はユニコーンの手によって蔦でぐるぐる巻きにされながら見事にダルマまとめにされていた。
「わざわざありがとうございます。」
《。。。よいついでだ。》
そのまま、蔦で締め上げられた賊達を連れながらユニコーンは出口へと案内してくれた。




