【10】『目星』と『実行』
「てな、感じだった。」
一通りのクソ貴族を言った私は執事から出された少し熱い紅茶を一気飲みする。
「我が国の愚族たちが無礼を働いた。」
「いい、どうせ人間の心なんてものはそんなもんだし。」
前世でもそうだったのだ、今更。だが、だからと言って慣れたもんじゃないけどな。
私は執事にもう一杯紅茶を頼み、王子の話を待った。
「やはり殆どが裏ある貴族、そして今回で新たに見つかったヤツもいる。貴方には本当に感謝しかないな。」
「、、、それはどうも。」
再度出された、紅茶がいっぱいに入ったカップに手をつけようとした時、
「どうやら奴らの中に貴方の逆鱗に触れたものもいるようだ。」
「、、鋭いっちゃあ鋭いけど、あまりそのことに関しては言わない方がいい、怒りのあまり私が先に殺してしまうかもしれないからな。」
「、、要、対処しておこう。」
「、、で、次の予定は?。」
帰る前に、予定は聞いておかなければない。
ゼナがムクれてしまう前に、
「次は一週間後だ。ついに実行開始といったところかな。ユニコーンのことに関してはこっちに任せてくれ。」
「そうか、それじゃあ私は帰る。」
空になった紅茶、私は口の中に広がる味を感じつつ、娘の元へ戻る。




