【9】『衣服』と『クソ貴族』
「、、。」
私は真夜中、城の一室で待機をしている。今夜が私のお披露目会だ、もっともその内容たるは酷いものだが、、、
「ライフ様、準備が整いました。、、、、似合っておりますよ。」
似合っていますよ、とはこの衣服のことだろう。しかし、何故に男装ではなく女装??、いや性別が女性だからそうなのだとは思うが、、この露出度!背中はガッツリ肉が見えてるし、生足も出てる。いやドレス判定だったらドレスかもしれない、、だがさすが羞恥心というものが働きざる負えないぞ。、、、こちとら一児の母なんだが?。
ちなみにだが好き好んでこれを着ているのではない、この部屋に用意されていた衣服の中でコレが一番マシだったから選んだのだ。
そのほかはもはやR18指定のヤバいやつだらけだった、水着が霞んで見えるくらいの。
「、、あの王子本気ですかね?。」
「、、、、どうぞこちらに。。」
おい、はぐらかすんじゃない執事。
と届かぬ心の声を叫ぶと同時に私は執事についていく。
「それとこれは私の憶測ですが、その衣服はには意味がおありだと思いますよ。」
「、、、色気で誘うなんて結構やっていること最低だと私は思うんですけど、、。」
「それを顧みてもこの国を良くしたいと考えているのですよ。」
、、、直接心を見てはいないが確かにあの目は、なかなか見れないものだったな。
真に心が真っ直ぐな者の目、グルドさんとかも確かあんな感じだった。まぁ彼自身にそこまでの目標があるかどうかは定かではないが、、、
「今回は特に何もしなくて大丈夫ですよ。我々がお客様である貴方様をお守りしますので。」
その言葉は妙に鋭く感じた。詰まるところあと他に何人かこの会場に潜んでいる仲間がいるということだろう。
お〜こわっと思いながら。
「守られるのは慣れていないんでお手柔らかに。」
今のはわたしは守る側ですよーっという言葉を含ませている。相手も少し驚いた対応を取りつつも安心したがすぐに安心した目に変わった。
少し歩いて、私は執事と共に第二王子と合流した。
「似合っているな。」
私の身体を下から上へと見て、答える。
「あっそうですか。」
何にも反応せずにただただ言葉を並べる第二王子に私は嫌気がさしてそっけなく言った。
「さて、貴方は基本的に何も言わなくていい。ただ私の紹介に対しては礼をするくらいのお淑やかさを見せてほしい。強いてあげるならそのくらいだ、」
「変に疑われるより持って感じですかね?。」
「あぁ、その認識で間違いじゃない。、さてそろそろ時間だ行こう。」
私は執事の側に立ち、待つ。
第二王子は話を始め会場にいる貴族、国王陛下に事を伝える。国王陛下はぁ〜、、、なんというか厳しめの人に見えるユニコーンの捕獲許可を出している時点で察してはいたものの。確かにこりゃウチの王様と歯が合わないわけだ。
そして話はどんどん進み、
「そしてこちらが、万生の心を読める女性です。」
っと紹介したので、一礼。
視線は多いがその中でも3つに分けられる、
邪、疑問、達観、
特に邪が多い。国王はそれに値する気配はしない、どちらかというと達観。
疑問が一番少ない、
さて、《心境看破》、片っ端からクソ野郎を炙り出すか。
「〜〜〜」
王子の演説内容を聞きたい気持ちもあるが、仕事に集中。
(ほぉ、なかなかの体。)
よし殺す。
(本当にあんな女が能力を)
普通
(どれぃ-)
必ず殺す。
という感じに手当たり次第に心を読み、暗記。
会場が終わり、最悪だった衣装から着替えて王子に報告した。




