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どうやら私は[とんでもない]世界に転生されたようです。  作者: ハンブンシタイ
-フォースメモリー-
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【5】『商談』と『第二王子』

 


 (なんとか、抜けられた。)


闇夜の街の中で私は屋根を伝いながら移動する。

ゼナを説得するのには本当に手こずった。


真っ向から話しても伝わらなかったどころか、悪化した。


誰に似て頑固になったのか、、ゼナは全く私を離そうとしなかった。なので少し心苦しいが嘘をついてきた。


 「今回の件は明日に持ち越すよ」っと、


こうしてゼナと1日いて、ゼナが眠りについたところでこっそり抜け出してきた。《心境看破》で心の中をしっかりと見てきたから恐らく起きてない。


  

 (、、、。)


何処かの家の屋根に止まり懐から紙を出す。

書いてある場所を確認する、


 (もう少し先か。)


また屋根を伝って移動する。できるだけ足音をたてずにきているが、、寝ている人には申し訳が立たない。


 (ここか、)


屋根から降り、大きなボロ屋敷の前で止まる。

お化けの一つでも出そうな雰囲気だこと、そう思いながら扉を開ける。


 そうすると待っていたのは。


 「お待ちしておりました。」


一人のダンディな執事だった。歳をとっている、あぁ歳をとってはいるが衰えている気が全然しない、そして気配を完全に殺している。


 「少し遅れてしまって。」


 「いえいえ、時間ぴったりですよ。ではご案内させていただきます。」


そういうと執事はボロ屋敷の階段を登りながら案内し始めた、私はそれに従う。


 (少しでも情報を集めておくか。)「今回の依頼者はどのような方ですか?。」


 「そうですね。とても根がしっかりしている方ですよ、貴方と気が、、会うかもしれません。」


ニコッと笑いながら執事は言う。


 「なるほど。」


これ以上聞き出せないと私は感じた。たった一つの質問だったがこの執事がどういうタイプの人なのか、なんとなくわかった気がする。

何処までも忠誠心に硬いやつ。私が一番嫌いな人だ。


 「どうぞこちらへ。」

執事はとある一つの部屋の前で止まり、扉の開閉を促す。


 「、、、」


私は何も言わず扉を開けた。


 部屋には一人だけ、ただポツンと座る若い男が一人。

 

 「わざわざご足労いただいて誠に感謝する。」


その男は頭を軽く下げて、こちらへ挨拶(?)をする。


 「、、王子がそんな簡単に頭を下げたらダメですよ。」


 「。お見通しか。、、座ってくれて構わない。」


私は目の前にあった椅子に座る。


 「それで、わざわざ私みたいな使えない者を呼び出してどうするおつもりで。」


 

 「謙遜しなくていい。君はグランドアースドラゴンを撃退させた男だ。そればかりか名高い冒険者とも聞く。」


 「、、、過大評価しすぎですよ。私はただの引きこもり公爵ですから。」


 「、、ならそういうことにしておこう、では引きこもり公爵。今回の依頼についてだ。」


こいつわざと言ったな。


 「名目はただのいいところを見せたい子供のような願いかもしれないが、それはあくまで仮の形だ、本筋はこの国に蔓延る腐敗した貴族たちを洗い出す手伝いをして欲しい。」


 (クソ貴族討伐っと言ったところが差し詰め。)

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