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どうやら私は[とんでもない]世界に転生されたようです。  作者: ハンブンシタイ
-フォースメモリー-
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【1】『目覚め』と『始まり』



、、、、暖かい布団。意識が戻り瞼越しに感じる布団の感触、あぁまだ寝ていたくないと私は思う。

ふと、3分間という時間はとっくに過ぎているのだと瞬間にわかる、しかし、だからといってこの布団から離れる理由にはならない。


私は今の欲望と自分にした約束、どちらの方が上だろうかと考える。季節は夏、前世だったら布団を蹴飛ばして起きる季節なのだが、、いや正確には目覚ましが起こしていた。

今世の夏はびっくりするくらい涼しい、やはり世界が違うのだなっとわかってしまう。

それが今となんの因果関係を持つかといえば、、、『起きられない』の言い訳だろう。


自分の腹あたりになんだか暖かい感触がある。、、、湯たんぽみたいな〜。


ここで少し考える私は布団をかけて寝ただろうか、そして枕をわざわざベットから運んだのだろうか、そして今世に湯たんぽはない、私が作れば別だが記憶がない。

では今私がいる場所は?、


瞼を開き確認する。そこはいつも寝ているベット、決してソファーとは比べ物にならない体を癒すのにちょうどいい場所、、、ではなく。


 「あれ?。」


私、なぜベットに移動しているのだろう。確か仮眠とか言ってソファーに横になったのは確かなのだが、ベットに横になった記憶はない。

そして今私の腹あたりにいるものはなんだ?。


咄嗟に布団の中を覗き、確認しようとする。茶色の髪が見える。見覚えのある頭だ、、


 「、、、、。」



なんとなくだが,私はベットに移した犯人がわかってきた。後でお礼を言おうっと決めとりあえず,起き上がる。


ゼナには悪いが,ここは起きてもらおう。


 「ゼナ,起きなさい。まだ昼だぞ。」

頭を優しく撫でながら呼びかける。

顔を私の腹部にぐりぐりしながら,拒絶する。少しはわがままになって嬉しい限りだが,。



 「ゼーナ。,寂しかったのはわかったし,まだまだ寝ていたいのはわかった。でも起きなさい。」

しかしゼナは私にしがみつきまるで動かない。石がくっついているみたいだ,,


仕方ないので起きるまで待つことにする。先に折れたのは私の方だ,

元々保管してあった本を内側から取り出し,読み始める。


どこまで読んだかはしおりが教えてくれる。


そうして暫く,私は本を読みながらゼナが起きるのを待つ事にした。


,,ふとゼナの事を考え直す。


一年くらい前,


ゼナは私の娘になった。


声がトラウマのせいで出せない彼女のために,私はホワイトボードと,ペンを持したが、、、、。

これは最初の失敗だった,まず彼女は文字の読み書きができなかったそのため,常に私が隣にいることが非常に多い,理由はもちろん声が出ない彼女の心を読み取り,心境を伝えていたからだ。


最初にやったことは文字の読み書きから。幸いこの世界は全て日本語が適用されていたため,教えること自体は難しい話ではなかった。

当初は二、三年くらいかかるのでは?っと考えていたがゼナは地頭がよくすぐに文字を使いこなせるようになった。

今ではホワイトボードに書く速度は私が話すより早い。


ちなみにゼナという名前は,王様,王妃様と共に決めた。まぁ結局は彼女自身に決めてもらったが,、


,、最初の方こそ人見知りが激しく,いつも私と一緒にいるのが当たり前のようになっていた。最近はだいぶ精神に余裕が出てきたのか,知人に預ける程度には安定している。


まぁ結局は今のように私が「一番」らしいが。

いつしか親離れもしていくのだろうか,そう考えると。,,、嬉しいという気持ちが高い,事実上親という任を担ってはいるが,それでも仮そめ,この子が人の世に出て不自由なことが内容に私は不備尽力するだけなのだから、、、、。 数時間後(夜)


 「、、。」

ゼナは依然として睡眠中、起きる兆しがないことにもはや心配になってくるが、、幸せそうな顔を見てなんとか気持ちを持ち直す。


 「寝る子は育つというが、まさかこれほどとは。」

ゼナの成長具合を見るとこの言葉がいつも思い浮かぶ。確かに一緒に昼寝する機会はあったがここまで寝るのは本当に久しぶりだ。


出した本も読み終わってしまったので、さっきから新しい本を出し続ける始末。もう4冊目だ、私自身が本を読むスピードが速いとかそういう問題かもしれないが、、


 「、、。」

静かな寝息を立てるゼナを見て、私は「今度からは少し控えた方がいいかもな。」っと思う。


 してこの状況は変わらない、そろそろ食事にしたいのだが、この状態ではできない。さっきから腹時計も鳴りっぱなしだ。それと、やばい意識したせいか、トイレにも行きたい。


 (どうする。、、、)


瞬間ガバッと布団を退け、ゼナは目を覚ます。少し眠そうに瞼を擦りながらこちらに寄ってくる。


 「ゼナ、おはよう。」

私は作り笑顔で対応する。もし作りじゃなかった場合私は顔がかなり歪んでしまうだろう。色々な欲求のせいで。


 (お母さん、おはよう。)


ゼナも心の中で返事をする。素直でいいことだ、っとそろそろやばい。


 「ゼナ、私はトイレに行ってくる。しばらくここで待っててく、、、れ。」


最後の一言を言う前にゼナは私にしがみつく。


 (わたしも一緒に行く。)


えぇ〜、、、っと困惑する私、トイレに同行っといってもここのトイレは個室型、しかも一つしかない。ここは〜


 「わかった。じゃ途中まで一緒に、、」

とりあえず、トイレの前で待機してもらおう。


 (、。。)


ゼナはムーっとした顔をし私から離れようとしない。


 「ゼナ、寂しいのは十分に伝わってるよ、でも本当に漏れそうだからいい?。」


シュンとした顔を見せながらゼナは頷く、私の説得が効いたようで本当に何より、といわけで!私はすぐさまトイレへ!!!!!!


 (すぐ帰ってきてね。)



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