【1】少女を保護しました。
短くてすまない。
あれから少しの時間が経った。あたりはバカに静かだ、死にそうに息をしている少女も、、、、え?死にそう?。
「、、。っ。」
少女は私の体をつたわりながら膝から落ちる。
それを私は地面に落ちる寸でのところで受け止め、少女の体が熱くなっていることに気づく。
「だ、大丈夫?!」
「っ、、っ。」
少女は何か言いそうな口を開けようとするが、何も言えない。ただただ辛い体調を荒い呼吸と燃え上がるような熱で私へ直接伝えてくる。
「熱があるのか?!、、、」
私はすぐ、地面へ降ろそうとするが,石の床では帰って負担をかけるばかりだと認識。すぐさま寝かせられるものを探す、
(、、干し草。)
自分が居座っていた干し草を見る。考える前に体が動き、鉄格子にかかっていた鍵を破壊する。私が潜ってきたところを経由しても問題はなかったが、如何せん狭かったので、、、
なんとか少女を干し草へと横たわらせる。
続いて焦っていた私は《鑑定目》を使用する。
《忌症病・呪》
『忌症病を呪いに落とし込めた呪詛、個人差によるが時間経過で即死する。呪術師の中でも上級者が扱う呪いであり、解除するには《真聖水》と呼ばれる《エリクサー》と並ぶ最上級のアイテムが必要。』
(真聖水、、。それが必要か、しかしゲームでよく見る完全回復薬の代名詞エリクサーと並ぶ代物、そう簡単には手に入らない。
そしてあのクソ貴族、、やりやがったな。)
今は怒っている場合では無いと頭を冷やす、しかし焼石に水が如く私の怒りは収まらない、それでも、それでも目の前の少女を見て噛み締める。
(、、私に作れるだろうか、)
《心象顕現》を使えば現実で入手するよりも早いだろう。いや!今はそんなことを考えている時間はない、時間経過で即死、ということは、今この状況は思っていたよりもやばい。
頭の中で整理がつかない中私は一つだけわかったことがある。
(今この子を助けられるのは自分だけ。)
たったそれだけだった。




