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どうやら私は[とんでもない]世界に転生されたようです。  作者: ハンブンシタイ
-セカンドメモリー-
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【24】my only hope(私のたった一つの希望)



 「よし、あれを連れてこい。」


クソ貴族は指を鳴らしながらそう言い、兵士たちへ命じた。兵士たちは一例して、どこかへ行く。


 (あれってなんだ??。俺に有効な人質って居たっけ?。)


正直心当たりがない。しかし、、だ。こういうクソ貴族を何故か侮っては行けないと直感が告げている。


 「〜〜!!」


奥から兵士の強い声と少女の弱い声が聞こえる。そしてその両者はだんだんと近づいてくる。


 「デュフフ、。」


キメェ。今すぐこいつのはらわたを燃やしてやりたいくらいムカつく。

がここは我慢しよう。


 「おら!しっかり歩け!。」


、、、


連れられてきたのは一人の少女、しかし自分自身面識がこれといって無い。忘れているだけという可能性は基本的に考えられない、しかしながら、、、


俺は少女の状態を目視で確認する。ボロボロの服とは言えない服、一本線や打撃後と見られる多くのあざ、髪は手入れされていないことがわかるほどに傷んでいる。

さらには兵士へからの罵倒が当たり前ともいえる態度からして、どのような毎日を送ってきたかは想像に難く無い。


正直言って、堪忍袋のがキレそう。


 「デュフフ、このゴミが死んでもいいなら黙っていてもいい。だが死なせたくなかったら喋れ。」


クソ貴族がそう俺に、生殺与奪の権を与える。俺は我慢できず拳を握りしめる。

そうして口を開く


 「ハァ〜、見た目がゴミなら考えもゴミ、っか。」

小声でそう呟く、もう我慢、というかする必要すらなかったな。


 「何?。」

クソ貴族がそう反応する。こんなクズみたいなやつでも自分がどれだけ醜い態度であったかわかるらしい。どうやらクズの小物だったようだ。


 瞬間俺がとった行動は一つ、反転刀剣を剣先から出し一直線に前へ、誰にも反応できない速度でクソ貴族に突き刺す。

 今からやるのは、粛清の一撃じゃない、報復の一撃。自分の罪がそのまま跳ね返る。

罪の一撃だ。


 ブシャァぁァァアアッー!!!


貴族の腹は刺したところからえぐれ、き、骨が丸々露出する。中に入っている内臓は削り取られるようにつぶれ、もはや原型は残らなくなっている。血が俺の額をかすめ牢の前に飛び散る。死体は壁にドンっと音を立て、2度と動かない。そして不思議だ。俺はたった今人間一人を再起不能にしてやった、しかし心には少しの悲しみもない、精神崩壊寸前の心境がどうかは知らないが、比較的静かに、冷静だ。最も心の中の話であって。


 「あ、あぁあ!?!!!」


 (現実が静かなわけじゃないが、、。)


貴族の腸からくる大量の体血が兵士たちに事の現状を静かに伝える。鋼色の鎧には従えていた主の血にくが飛び、鎧を伝わっててか、それとも視覚できる情報からか、兵士たちは目の前の起きたことが“わからなかったが理解はできた“


  「うあぁぁぁ!!あああぁぁぁーーーー!!!」


兵士は仲間にこの事実を伝える、そのことだけを頭に入れ走ったっていった。


 「。。。」

残ったのは、この光景を見ても全く動じない二人。

少女は俯いたまま、死体を眺めている。


その光景に私は少しやる過ぎたかなぁ〜っと思い。とりあえず手首を繋いでいる縄を地面に刺した反転刀剣の刃の部分で最も容易く切る。その後結ばれている縄を楽になった左右の腕を駆使し外す。長いこと繋がれていたせいか真っ白になっている、もちろん少し痛い。


 (、、うわぁ。)


私は改めてクソ貴族の死体を見る、グロい、すんごくグロい正直吐き気までしてきたかも、怒りに身を任せたらこうなるのかぁ〜っと結構慎重。見るも無惨な死体だしできれば見たくないのだが一番驚いているのは反転刀剣の力でも転がっているクソ貴族の死体でも無く。今この光景を目にして尚も大きな反応を示さない自分だ。

、、私は本当に人間なのだろ、、、、あ。


 (思い出したそういえばチートに、。)


         《精神制御抑制》


、、、、こいつのせいか。たまに自分がどんなチート持っているかわからなくなってくる。そういえば魔物を一刀両断した時に入手したんだっけか?。いやぁ恐ろしい。

 そう思いながら俺は鉄格子を豆腐のように切断。切り開いた危なっかしい鉄格子の穴を通り、死体の前に立つ。そしてそれを見つめている置いて行かれた少女を見る。


 一瞬どう接したらいいのか困る。前世ではコミュ障だったから、、いやきっと違う。誰だってこのズタボロの少女になんて声をかけたらいいのかわからないのだ、彼女を一番に理解できるものはこの場には居なく。彼女を生から知るものもこの場には居ないのだから。

しかし、だからといってこの少女を封地することは許されない、たとえ首輪を繋がれた関係だったとしても私はこの少女の主人を殺したのだから。


 「。」


少女は次に私を見る。恐らく後ろにある窓から照らす月の光、それに自分の影が重なって気がついたらということだろう。

、、目は死んだ魚、いやもう生きる気力すら感じない。、、




      "生きているのも辛いだろう"




ドクンっと心臓がなる、そして私はその"言葉"に静かに同意した。


確かに少女のことを考えてみる。こんな酷い目に遭い続け最後は人質とされ、誰にも必要とされていない世に生きる価値はあるのだろうか、私が助けたいと思ったのも自分の勝手だ、少女のこれからのことを考えれば「生きていなくてよかった」っと考えることもあるだろう。

真に考えるなら本人の意見を尊重する。

それが人として当然の役割だ。


カチャっと音を立て,反転刀剣をボロボロの少女の首に置く。


 (この距離なら動脈を切ることだって、反転させ、首を吹き飛ばすことができる。)


 どちらが効率よく、少女を苦しませずに殺せるだろう。


 (、、、、。)


決心がついたように私は選ぶ。せめて死ぬなら人の形がいいだろう。っと、動脈を切ることを選ぶ。


 刃が少女の首に当たる感覚がある。血は出ていない、どうせなら傷ませたく無いからな。


 、、、こんな状況なのに少女は私を見ている。


 〜〜、、。


 (?。)


何かの"声?"が聞こえてくる。もしかしてこの少女の、、、、


 『〜〜〜ー〜〜さーーーーな。』


、、、


 『わたしも〜〜さーるのかな。』


、、、、、、


 『わたしもころされるのかな』



 「あ、、、、。れ?」


言葉が出ない、言葉が、出ない。

まるで口が動かない、、、まるで体が動かない。


 どうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうかどうしてだろうか、、、、、、




      、決まってる。


 (この子が生きたいからだ。)


パリンっ


わたしの、、私の、、、私の心の中の、、、、、わたしの心の中の何かが割れる音がした、、しかしそれは私に消え掛かった火を灯した。


 


 気づいた時には、、私は少女をギュッと抱きしめていた、少女の肩に首を合わせ、ギュッと。腕の力は少しも緩められなかった。


その後、自分が何をしようとしていたか、何を犯そうとしていたか、わかった。


少女の横で私は、、、私の顔からは涙が静かに落ちる。


 月が出ている、月の光が照らす。とても暗い場所での話。私が静かに決意を決めた場所。


        《精神制御抑制》

 『その名の通り精神の抑制と制御を行う。時に逆介入して"世界"が所有者の精神安定化をさせるために自律行動をすることがある。全ては"最善行動"を基準としている。』

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