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どうやら私は[とんでもない]世界に転生されたようです。  作者: ハンブンシタイ
-ファーストメモリー-
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【2】「た〜とえ火の中水の中草の中森のなかぁ〜、、、、、。歌詞なんだっけ?」

前回のあらすじ


 転生先は森でした,しかもスライムさんと初戦闘。そしてなんかめちゃくちゃなチート能力。まぁ色々あって森を探索することになりましたとさ。



 「いつ〜もいつでも〜同じメンバ〜で、保証は〜どこにもないけど〜」


目指せ!異世界マスター!!棒を片手にいざ探索!。


 「あ〜、憧れのぉ〜、ポ、『キャァーーーーー!!!!!!!』何事ぉ?!?!?!!!」


歌が最終盤に差し掛かってきたところで盛り上がりを消すような人間の悲鳴!ビクッと身を震わせた私は周りをキョロキョロする。こんな平和そうな森に悲鳴だなんて!もしかしたら私の幻ちょ、


 『だ!誰か助けてぇぇぇぇぇ!!!!!!」


 「あー!!すみません!!今行きますー!!!!!!」


幻聴だと思ってしまった1秒前の私を思いっきり殴ってやりたい!だって前世から耳だけは良かったもん!ついでに目も!!それなのに気づけなかった自分が本当に悔いです!待っててくれ少女!今《ヒノキの棒》しか持ってないけど助けたる!!!!!!


 「ひっ!こないでぇ!」


泣きそうな声で少女と1.5倍くらいあるオオカミ発見!ヤベェ勢いで来ちゃったけどこれからどうしよって!決まってんだろ!!助けんだヨォ!ここで助けなきゃ、そこにいる子が襲われる!!


       《ガウッ!!!》


 「いっ!!」


 少女ぉーーーッ!!!前ブ!前ブ!!レスキュー開始!!!!!


 「おぉーー!!リャ!!!!!!!!」


私は少女に飛びかかったオオカミを上から叩きつける。


        -ボコンッ!-

 

鈍い音が鳴り、オオカミは「キャウンッ!」という小型犬の威嚇のような可愛い声を出し,バタバタしながら撤退。悪意は去ったのだ!


 

 「、、、、、。」


なんか疲れた、でも一番疲れてるのは少女のハズ、だって今にも噛みつかれて痛い目にあって一生残る傷、ヤベェ考えてたらこっちのメンタルがやられそう、想像中止,。

そして私は少女の棒を見る,少女は木に横たわってこちらを見ている目には涙があったが,決して泣いてはいなかった。


ってこれよく見たら運命の構図じゃねと、思う私。どうしてこう緊張感がないのか、、。


 「問おう、、、。無事か少女。」


ヤベェ、一瞬聖杯戦争が頭の中過ったがなんとか普通の問に変えられた。そして私の服装を思う、手には《ヒノキの棒》、服はファンタジー村人チックな普通の服、そして顔は美形。尚、性別不詳。


一つくらいしかあってねぇ、甲冑もなければ消えてる剣もねぇ。言わなくて良かったー、だって仮に言ってたらダセェもん。



 「ぁ、えっと。」


うん、当然の反応だよな。こんな変な棒持ってカッコつけて言ってるとか、って初めて言う言葉がこれってやっぱおかしいよな。うん。

、、、、、自虐て


 「、、えっと大丈夫か、ですか?」


うーん,今気づいたけど「ですか」の方がしっくり来る気がする。知らんけど


 「あ、はい。大丈夫です、ぁ助けてくれてありがとうございます。」


 少女はこっちの反応を察してくれたのか,普通に対応してくれた、そして私はさっきの自分の発言を掘り返してほしくないという気持ちで一杯一杯になっていた。


 「叫び声が聞こえたので。あ、立てますか?」


うん〜、なんか紳士的に接する対応の方が良さそうだ。てか言葉が前世よりすんなり出る気がする、ストレスがなくなって心に余裕が生まれたからかな〜、、。


 「だ!大丈夫です!!立てます!わざわざそこまでしていただかなくて!?!」


 あわあわしながら少女は抜けた腰でぎこちなく立ち上がる。なんか,こうアワワしてると可愛いよね。えへへ、顔がにやけ、、ってダメダメ。、、にしてもこのこどうしようか?、いや別に取って食べるわけじゃなくてこういう時は無難に交番へってないわそんなもの、てことはお家まで送ってあげるのが一般的な対処法か??。


 「あ、えっと何かお礼を、、、。」

少女は律儀に私に何か渡せるものはないか自分の周りや辺りをキョロキョロする。しかし私はその後継で少女が膝を擦りむいているのに気づく。


 「膝、大丈夫??」


私は心配になって思わず聞いてしまった。


 「あ、かすり傷なので、、、。」(こんなのお姉ちゃんに比べたら、、。)


かすり傷って言っても、なんか痛そうだし、、っと思った俺は集中、とりま絆創膏でもっと思い構築してみる。にしても少女はどことなく、自分なんてまだまだ、という意味合いが強くこもった感じに、、、、ん?待って今なんか聞こえなかった??。


  

         ーポンー


絆創膏ができた音と共に少女は不思議な音にびっくりする。


 「!?!」(な、なんの音!?)


な、、、まさか。いやいや、まさかね。  何事もなかったように私は無視して続ける。


 「ちょっと膝出してもらってもいい?」


 「ふぇ!、は、はい。」(え、何?どういうこと??)


、、、、まさか、。


私はこの聞こえてくる声を否定して、少女の膝に絆創膏をそっと貼る。


 「これで、多分大丈夫。」


 「あ、ありがとうございます。」(ふ、不思議な人)


あーーー!!!ごめんね少女ちゃん不思議な人で確かにこんな人いたら、困るよねって!やっぱりこの子ここrの声聞こえてるー!!くっそこれもチートか!!!


 《心境看破》手に入れた。っていらねー!!オフオフ!!!。


 「あ、無理にお礼しなくていいよ。お節介みたいなもんだし」

頼むこれで聞こえなくなってくれーー!!


 「そ、そんなわけにはいきません!!、あのままだったら私どうなっていたか、、、。」


お、き、聞こえない?、よぉーし!。これで安心。だけども目お前の問題が解決になってないしこの子、多分めっちゃいい子だから永遠にこの言葉のキャッチボールが続く。、、、なら。


 「んじゃ!それだったら、もしだよ。もしよかったらなんですけども。その近くの村?街に案内して欲しいんだ。」

よくよく考えて呑気に森散策してる場合じゃないよ!いや実際、なんでも作れるから森でも生活できるけどさ!さっきのオオカミで解っちゃったわけですよ!!私やっぱ野生には生きれんわ、って。だーかーら町に行こうと今気づいた!!ていうか、最初に気づけよ!!!この世界に来て私バカになった?!?!ってーーいうことだからお礼として町or村に案内してっと言ったのよ!OK??   OK!!!!!。


 「あ!その、、。私が住んでる村でよければ。」

少女は嬉しそうな感じにわたふたして、言ってくれた。嬉しい可愛い。


 「それじゃ、案内お願いできるかな?。」


 「あ、えっと。その、、、」(お姉ちゃんのための薬草、。)


う゛!!!!!私のの中のテンプレが全て教えてくれる!!、。


 「。。何か用事があるならそっちを済ませてもいいよ?」

オートスキルなんかな、でもこういう点ではいい点だ。


 「、、なら少し寄って行くところがあって、。」


お姉ちゃんの薬草をとりに、ってことか。

 「もちろん。」


   ー少し経ってー


 目の前の少女は薬草を積んでいる。そして私にも新しく能力が解禁?、発見?とにかく使えるようになった。


          《薬草》

[傷薬の一種として使われる、また錬金術の素材として使われるのが大半]


 説明付きで、物質を見ることができる目、《鑑定目》だ。

一応、さっきからいろんなもので試しているが、これもチート能力おなじみの無制限に使えるやつだと思う。なんでもありな自分にもう驚かなくなてきたかもしれない。


 少女は自分で持ってきた、カゴいっぱいに薬草を積んで私のところまで来てくれた。


、、少女か。


 「あの全部詰めたので、案内します!、見張りありがとうございました。」

少女は嬉しそうに薬草を見て感謝の気持ちを私に伝えてくれた。嬉しくなるねぇ〜。ま、それよりも。

 「、。お礼はいいよ、その代わり君の名前を教えてくれないかい?」

流石に個人的に少女少女心の中で言っててもなんなので聞いてみた、話の入り方としては10点レベルだと思うが。


 「あ、ごめんなさい、言ってなくて、、メーネって言います。」


メーネちゃんか、うんいい名前だ。付けた人はきっといい人だろう。えっ?いい人じゃないことないよね、、怖くなってきた。


 「そか、教えてくれてありがとう。私はーーー。」


あれ、おかしいいつも出てくる言葉が出ない。そういえば前世で私は社畜だったけど、だけど性別は?、名前は?、、、なんで何も思い出せないんだ??


 「?、あの。」

メーネちゃんが心配そうに私を見てくれた。いけないいけない、心配を煽るようなことは、、、。とにかく後回しだ。

 「アーごめん。好きなように呼んでいいよ。ナハハ、、」


後味悪いけどまぁいっか。この子も空気が読めるいい子だし、、、


 「、、じゃあ、お兄さんって呼んでいい?」


、、、、、。


 「お、お兄さんか。ナハハハまぁそう見えるか。」


 「?」 


 『実は性別ないんですー!!!』『えーっ!?!?!』、、、なんて展開にはできないし。し、しばらくは男にしておくか、、見た目変わらないけど。、、、いいですよー!!!!!!!どうせ私はペチャパイで!子供像ですよぉーだ!!!!全てあの神様のせいですよー!!!!。


 

           ー続くー


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