【22】信じてもらえなくてもいいんです。だって私いざとなったら逃げますから。
私は今人生を説明した、変な女神が現れてとんでもない力を与えられて,放り投げられてよく知らないままこの世界に来た。
こう考えるとアイツ(女神)のひどさがわかる。神様のしたことだから仕方がないとか普通の人思うんだろうか,それとも神様にあったんだから我慢しやがれとか言ってくるのだろうか,俺はグルドさんとイケオジの反応を、、、
「ハァ〜、にわかには信じられねぇ、ていうかその自称神酷いな。」
「これはまた、酷い話だ。にしても神かぁ〜う〜ん、うちの家的にはそういうの特に気にして無かったが、次からは気をつけるくらいしといた方がいいかもね。、誤った認識をしてしまう。」
(あ、あれ?)
俺は二人をチラリチラリと見る。二人は目を瞑りながら苦笑い、それとなく自分の意見とこっちを労わる言葉。その光景に少し驚く俺。
「えっと、驚かないんですか?。」
「んん。いやまぁ、驚いてるぞこれでも。だがまぁなんだ、お前の人生、、っと違ったな前世から今世までの経緯がなにぶん酷すぎてな、驚く方向が定まらないんだ。」
申し訳そう、しかしながら反応に困る顔をグルドさんは見せながら言う。
「、、私も同意見ですね、いやぁ、知人に神を信仰しようかどうか迷っている人がいたら否定的に話したいと感じましたよ。」
(そ、そんなに?、。)
私は意外だった、もうちょっと、「えー?!神〜?!ウッソダロォオマエ!」とかいう反応を期待していた、もちろん楽観的にではないが、しかし帰ってくるのは,神を信じる信じない以前に、一人の人格者としての、扱いようについて頭を悩ませてる二人だった。
「ハァ〜、とりあえず上に話しても信じられないなこれは。となると、、、いっそのこと国王に言うのもありかもしれないな,」
「、、、、え?。」
おかしいな、今ありえない言葉が飛んできた気がする。、気のせいだろう。グルドさんが、あっさりとした態度をしているのも恐らく幻覚だろう、それはそうだ、だって自分はほとんど寝てない、今この雰囲気が自分の目を覚させていると言っても過言ではない。
「確かに、国王になら話しても、、まぁもちろん公の場ではないところの私情入りでですが,。問題はないかと私も思いますねぇ。」
イケオジもあっさりとした態度で言う、。
、、、どうやら聞き間違いではないようだ、うん。にしても二人とも嫌なことが終わったみたいな清々しい顔をして会話を続けようとしている、神様についてそこまで頭を悩ますことだったのか、それとも単に国王が軽いのか,。
前者であることは違いないと、、、信じたい。
「あの!?国王ですよね!!?なぜそんなあっさりと、、。」
「ぁ?、いやそれりゃあ、、ってわからないんだったな,えーと、つまりぃ。」
グルドさんは当然だろっと言う顔から少し眉間にシワを寄せ始める、説明がむずしいのだろうか、。
「つまり、この国の王様は。君と同じ部類の人、詰まるところ別の世界から呼び出された人なんだよ。そしてそれを人は勇者と呼ぶ。」
「、、、、へ?」
驚きの事実を突きつけられ頭が真っ白になる。
1〜2秒の間が経ち、二人が私の顔をじっとみている。じーっと見ている、、、
「えぇぇえ?!?!ゆ、ゆゆゆ勇者ァァ?!」
「ぁ?そっちは知ってんのかよ。なんだ難しく考えなくてよかったのか。」
「そりゃあ、王様が言ってたじゃないか,向こうには私たちの世界のような話がいくつもあって、多くの人はそれを聞いていると。」
っとととと、とととととととととと。ということは王様はラノベ好き?。私と同類なのか?!よくある,ファンタジー世界全く知らない転生転移ではなく、知ってて転移ラッキー人間?!
「一応説明しとくとだな,勇者兼王様ってわけじゃなくて勇者を引退した王様って感じだな、ちょうど10年前くらいに魔王とかいうのが現れて,そこで勇者が召喚。結果、魔王をぶちのめして今はデスクワークの達人ってわけだ。」
「お、おぉう。」
やばい変な声出た、ていうか情報量が多い。まさか、もうハッピーエンド後の世界だったとは、これでは多くの二次創作民が救われないな。
「いま、変な声出たね。、」
「だな。そういえば国王もこれに似た声出せたよな。」
まじか,。ていうか今はそこじゃなくて、
「えっと,で。私に驚かなかった理由はよくわかりました。その王様、結構平和的ですか?。」
『間違いなく平和的。』
ハモって二人が言う。あぁ、よかったぁ〜と心の中で思いつつ目の前の睨めっこしている二人のせいでその気分も台無しに近い。
「じゃ、じゃあ。王様に話をつけるって感じなんですか?。」
「まぁ、基本そうだな。」
「王様もなんだかんだもう気づいているかもねぇ、ライフくんのこと。じゃなきゃ私たちに退却命令なんて出さないもん。」
あー、勇者だからか。
「俺的には試験として出すならしっかり書類を通して欲しいんだがな。」
グルドさんは国王に対して文句を言う。間違ってないが言ってはいけないのではと私は思った。
「えっと,それじゃあ次は、、、、、あのクソ竜のことですかね。」
「クソ竜って、お前結構言うんだな。」
「そういう言い方にもできるんだね君は。」
二人は意外な目で見る。、そりゃそうだと思うが正直この二人には自分の形を理解してもらってたし、こう言う言い方をしても問題ないとは思ったがダメだろうか?。
「、、むぁあそのクソ竜についてなんですが、グルドさんと、、、えっ〜と」
「イドル。」
「イドルのイケオジの観点から、処罰はどんな感じにするつもりですかねぇ?」
「まぁ、俺的にはそんな罰っていう程のじゃなく単に環境を戻して誤って欲しいくらいだな,王都が潰れた訳でもあるまいし(イドルのイケオジw。)」
「私的には金銭的な問題が多少なりとも含んでくる可能性が否定できなくないので、そうですね。少しばかりと言っても子供いたずら程度の落とし前と被害総額分の働きをしてもらいたいですね。(イドルのイケオジ、)」
なるほど、二人の意見はもっともだ。まぁ結果現時点の判断者が俺たちに振り分けられているということではないので。この話は終わりにしよう。
「、、。、これ以上何か話すことないなら、俺帰りたいです。」
こんな時に言うことではないのだが、元社畜人早く帰りたいのである。
「おう。聞きたいことは聞けたし、帰っていいぞ。今回はお疲れ様さん。」
「王様とは話しているが、聞けないことが多いからね、また君の口から聞きたい。今はゆっくり休んでくれ。」
二人は笑いながら俺へ言う。こういうアットホームな職場、夢だったなぁ〜。
私はその後、何事もなかったかのように宿屋に向かおうと、、、。
「貴様がライフだな。」
「はい?。」
ギルドを出た瞬間、甲冑を着た何者かが槍を片手に私へ問う。後ろに3人。
「貴様には、連行状が出ている。バンブルト伯爵からだ!」
「、、、。」
唖然。もうこのことから展開が予想できる。ハァ,〜、グルドさんが嘘言っている感じなかったし、詰まるところクソ貴族ってやつかな、前と同じように。
「もしついていかなかったらどうなりますか?」
「力尽くで連行させてもらう。」
槍を構え、私に向ける。はあぁぁぁああああぁぁぁ、、ぁぁあああぁぁぁぁ。
〜〜〜〜大っ嫌いだ。




