【21】って言ったはいいんですけどね。
冒険者ギルドの2階の一室。俺は先の戦いというか抗争が終わってしばらくしてグルドさんに呼ばれることとなった、それが現在の状況だ、呼ばれた理由はいくつかあると踏んでいるがぁ〜、、、
「、、、。」
シーンとし空気が刺さってくる。この場にいるのは、、
俺。
「、、、。」
グルドさん、、
「。。。」
そしてぇ〜、、おっさん、しかしただのおっさんではない。なんというか、そう、一言で表せばイケオジ、しかもなんか服が豪華。
今すぐ誰なのかグルドさんに問いたいところ、だが。
「。。。。」
なんか険悪ムード、イケオジに向かって、。いやそれ以前に、この、誰も話さない雰囲気が結構厳しい。しかしここは誰かが言わなければ始まらない気がする、そして見なくてもわかる通りこの二人は互いに話し合おうとはしない、。
俺かぁ〜〜、、
「えっと、なんで俺呼ばれたんですか?。」
ここは知らないふりをしつつ、安全そうなグルドさんへ話を向ける。今ここで、
「このおっさん誰ですか?」などと言えば、おっさんに迷惑がかかる、そしてグルドさんと(おっさんが)口喧嘩になりそうな雰囲気だと社畜人生を通した人格が言ってくる。したがって俺はグルドさんへ言った。
「あ?、いやお前分かってるだろ、竜の秘石の件だ、あとはその他諸々。」
はい、グルドさんはやっぱ理知的なゴリラでした。私この後どうなるんだろう。
「、、。」
イケオジの視線を感じる、ということはこのイケオジもかなり知りたがっているということか,そしてグルドさんは黙認している?、どうも話が見えてこない。見えないのは話の内容ではなく先のことだが。
「、、、グルドさん答えられないって言ったらどうします?。」
こういう言い方は結構卑怯だと私自身思ってしまう。しかしながら、「神のチートです!」とか言ったらどうなることやら、宗教概念があるかないかわからない以上、私は余計なことを言わないのが鍵だ。そして逆に情報を引き出す。
「、、。正直言うとここでお前の口を割らなかったら後が怖い、お前も俺もな。」
??、グルドさんは上へ報告するつもりなのだろうか,しかしそれにしては言葉が重い。まるで、いつでも切り捨てられる中間管理職の前田くんのようなセリフだ。
あ、前田くんって言うのは前世の後輩だった子だ。性別や名前に関して忘れるのになんで社会人生については覚えているのだろう。正直逆にして欲しかったが、、、あの女神のせいなので。
「まぁ、別に話さなくてもいい気がしますがね。彼は今や英雄,邪険に扱われる心配は少ないと私は思う。」
黙っていたおっさんが口を開きそう言う。
邪険に扱われる、私が?、誰に?、王都の人からか?
「ハァ,そう言いつつお前を知りたいんじゃないのか?」
グルドさんがため息を吐き,少し顔をこわばらせて言う。
「ノーコメント。」
イケオジは明後日の方向を向き,「知らない」と体で体現しているように装う。
「ケッ。」
なんというか、これだけで犬猿の仲だということがわかる。
っとグルドさんに伝えてもいいのだろうか,,。正直この能力自体人前で言及してはいないものの、使ってはいる。それに,
「グルドさん,俺言いましたからね。」
「、、あぁ。そうだったな。」
私は確かにグルドさんへ向けて「誰にも言わないことを条件に」っと言った。それに対しての答えもすでに聞いている。
「だがな、ライフ今回は運が悪かったからか,俺の権限でも消せなさそうだ。無論奴らのせいじゃない。」
「奴ら」っと言うと冒険者のことを指すのだろう。そして運が悪かった、ということは
、、、冒険者以外に見られた、しかもそれがグルドさん以上の権限を持った奴。
もしくはその上司。こりゃ結構やばいのが出てくるかもな,だが。
このイケオジではない気がする。普通こういう会話って上の人に聞かれなくてなんぼだ、つまりこの人はグルドさんと同程度?か?。
「わかりました、貸しにするならする方針でお願いします。」
「もちろんだ。」
こうして俺は自身の冒険譚、ほどではないただの小さな経験を語ることとなった。
《今回のセリフ解説のコーナー!》
イェーイ!このコーナーでは今回登場した難解すぎる発言を少しずつ読み解くコーナーです!
前振りが長くなるのはいけないので行ってみましょー!
今回はこちら!
「だがな、ライフ今回は運が悪かったからか,俺の権限でも消せなさそうだ。無論奴らのせいじゃない。」
はい、このグルドさんのセリフは少しわかりづらかったですよねぇ、もちのロン、その後のライフのセリフも!では早速読み解いていきましょー!
まず大前提
社会、または会社において上下関係というのは凄まじいものである。
例えば、人が犯罪を犯してしまった、こうなると誰もが想像できる通りお縄に付く。
しかしこれには裏技が存在する。、それは目撃者、または証拠を全部無に記すことだ。
そしてこれができる人は大抵偉い人、つまりは権力を持った人なのである。権力があれば,
「この件、〇〇円支払うからさ,何も無かったことにしてくれない?(してくれなかったらお前を56すわ。)」
「、、わかりました。私は何も見なかったことにします。(選択しないやん。)」
っというケースができる。お金をたくさん持っていたり人脈があったりすると成功確率が上がります。
社会の中で〇〇ハラスメントっというのがあるのはクズみたいな脳みそを兼ね備えた権力者が居たという証拠にも直接的に関係します。
みんな権力を持つと人が変わってしまうんですねぇ〜。
まぁ、それは今関係なくてですね。
グルドさんもいわゆるその権力者の一人に該当します。冒険者ギルドの長的立ち位置のグルドさん、もちろんいろんな人とも顔見知りであるでしょう!。えっ?なぜかって、、では考えてみましょう。
ベテランの人って、ただ仕事ができる人ではないですよね普通。例えば人が良くて、みんなにも慕われてる、その上仕事ができる!
これを冒険者に置き換えると,Aまでは仕事ができる、しかしSランクは人間性もいい、、、、ただの戦闘狂でSランクには行けないと推測できます。つまりグルドさんは戦闘スキルも人間性も優秀なベテランだとわかるわけです!
劇中であった,グルドさんとイケオジの会話を見るにグルドさんは貴族とコンタクトする方法があります。それこそ,ライフさんに言った。
「応援を呼んでくる」というセリフから貴族を簡単に動かせる、ということにも直結します。
しかしそんなグルドさんはライフへ「今回のことは,無理だ。(かき消せない)」っと言ったのです。つまりグルドさんのさらに上に立つ人物,もしくはその人の直結的な権力者、もしくは手下。こうなると考えられるのはっっっととと!!ネタバレはいけませんね,。次まで置いておきましょう。
まぁヒントとして貴族の上に立つ人、っとくればわかる人もいるんじゃないでしょうか。まぁ想像にお任せしますが,。
ということでまとめです。今回グルドさんが揉み消せない、っと言ったのはグルドさんを簡単にリストラできる人物が、今回のことを知ってしまったわけであり,ライフさんが竜の秘石を出したことにお怒りになる可能性があるから、。そのためグルドさんはライフへ本当のことを話させざる終えなくなってしまったのです。
そして補足として、「奴ら」というのは敵ではなく、冒険者について言っているので、冒険者全員ライフとグルド側に組みしている、という裏付けです。
えっ?なんでライフは黙っててと言ったのか?、って??
、、、簡単な話、無限にお金が出せる奴に会ったらみんなどうする?、もちろんたくさん出してもらって大金持ちになるよね。
ライフはチートでなんでも出せる。つまり例に上げた無限にお金を出せる人と同等の価値なんだよ。そしてそんな力を(グルドさんを除く)権力者が手に入れたがる。
だからライフは自分を守るためにグルドさんという、自分を邪険に扱わない安全な人の下について自分を守ってもらおうとした。というわけだ!
解釈すると,
「ライフ、お前は悪い権力者に奴隷のようにこき使われる可能性がある,もしくは死ぬ可能性がある。、ちなみに冒険者の奴らがそいつらの下ということではないから八つ当たりしないでくれ。」
みたいな感じになります。、えっ?全然文脈違うじゃねぇかって?まぁまぁわかりやすくしたらこんなもんですよ。それではみなさんまた明日ぁ!。




