【17】振り出し、、というよりかは不利出しに戻ってしまった。
はい、どうもライフです。せっかく倒れたアースドラゴンは起き上がってしまいました。
振り出しに戻る、というよりかは撤退する羽目になっているので、不利出しに戻るって言い方が正しいのかもしれないね〜、、誰がうまく言えと、、、。
(にしても、なんでこれ討伐できると思ったんだ、、。)
弱気になってはいけないと思ってしまうが、ここには一騎当千の人物がいるわけでもないし、、え?私??、私はそんな逸材にはなれないけど、。
「ライフさん、どうします。」
「う〜んどうしようか、。」
こっちが聞きたいとまでは流石に聞けない、普通ここは対怪物兵器くらいようしてなんぼな気がするが、、。
そして、流石に歩兵組はこの戦いきついな、露払いが主な目的だったから連れてきたが、その露は今谷の岩と一緒におねんねしている。となるとここは。
「歩兵組はこれから仕事を与える、地雷の設置だ。俺が渡す地雷をこれから王都へ一直線に敷いて行ってくれ。謝っても自分で踏むなよ、魔法攻撃組はこれから奴に対して攻撃を仕掛ける!!頃合いを見ながら撤退、そしてまた攻撃を繰り返す。奴が王都へ辿り着く前に討伐することが目標だ。」
『はい!!』
今できる最善の行為を、。それにしてもグランドを討伐か、、昔ができたから今もできる雰囲気なんだろうか、、でも確かに傷ついている様子はあるんだが、、。
一方その頃、王都では。
「ふざけるな!あれがグランドだと!?、もはや別物ではないか!?!?!」
グルドは一人机を叩き、鬼の面で貴族に対して訴えかける。
「まぁまぁ、グルド氏、落ち着きたまえ、既に住民の撤退は始まっている。安心したまえ。」
貴族が紅茶を啜りながら、答える。部屋に置いてある品が使用人の手で移動されているのを見ると腹が立つ。
「そこは確かに安心している。だが!今前線に出て戦っている冒険者はどうなる!今も命懸けにっ!!!。」
「そこは生憎、私の管理外でね。正直どうしようもない、しかし彼らが今押さえてくれるおかげで住民は全員逃げ切ることができるのが計算上。」
それならば仕方ない、と思えるのだろうか、こいつは今冒険者を切り捨てると言ったのと同義である。グルドにとってこのことがどれほど屈辱的であるか、、苦楽を共にした仲間を生贄に出すようなこと。
「失礼する!!っ。」
グルドは立ち上がり、使用人とすれ違うように部屋を出ようとする。
「グルド氏!、、、今できる最善の行動を。」
瑜伽に紅茶を飲み干した貴族は最後にそう言う、その言葉には皮肉は決して混じっていない。あるのはただただ「考えろ」と催促する言葉。
その言葉はかろうじてグルドに届いたのだろうか、彼の背中を見る貴族には決してわからないだろう。
「はぁ〜、全く。すまない、例の準備をしてくれ。」
「は。」
近くにいた使用人がそう言うとすぐさま、その場を離れた。
「私もつくづく甘い男だ、少しは過去の呪縛から逃れられたと思ったが、、、、。思った以上に強かったらしい、今度はうまく除霊できるといいものだ。」




