【12】ドラゴンって,トカゲじゃね。
ゾロゾロゾロ、俺たちはグランドアースドラゴンのいる東の大谷へ向かう。冒険者の数は約700人、基準がわからないので多いから少ないかは測れないがまぁそこそこいるって感じ。
にしてもアースドラゴンってどのくらい強いのやら、、昨日のグランドに遭遇した冒険者の身なり的にもそこまで驚異度が高いという感じは得られない、となると難易度は中の下、いやグランドで慌ててるところ見るとグランドだけ異常に強そうだな、なんにせよあの変な夢が現実にならないように精一杯やるしかないということ、。
やだねぇ私に責任押し付けられても、、
「なんか静かですねぇ。」
「あぁ,そうだな。」
自分の後ろにいる冒険者二人がそう言う、。
フリージアしないように守らないと、、っとつい思ってしまう、こんな時までお気楽なのは私だけだろう。
「!、ライフさん、偵察部隊から入電!!グランドが動き始めたようです!!!。」
えっと,説明しますと俺たちの役目はグランドが動く前に仕留めて王都にできる限り被害を出さないことなんですがぁ〜、、動いちゃったなら仕方ない、やるしかないでしょ。
「わかった、真っ直ぐ来そうか?」
俺は連絡してくれた冒険者に言う、この世界のスキルとか魔法とかなんやかんやとか,まだわかってない状態だ、墓穴を掘らないように気をつけながら指揮を下していこう。
「あ!はい!!。どうやら王都に直進しているようです、今のところは。」
、、なんか引っかかるな。グランドがなぜ王都に直進なのか,アースドラゴンはおそらく冒険者が定期的に間引いている、しかし恐れられていないところを見るとグランドがいて初めて王都へ侵攻する、、。
「なぁ,アースドラゴンって大人しかったっけ?」
「は。た、確かに通常は大人しいですね。」
「なるほど,ありがとう。」
、、、、大人しいとくれば今回の騒動やはりグランドが影響していると見えるな,グランドが現在下々を従えて王都へ侵略してくる。
もしグランドが原因でなかったら普段からアースドラゴンが大人しいという印象はつけられない、そうすると次の問題、、アースドラゴンは頭がいいか悪いかになる、もし頭が悪いなら王都へ攻めるという考えすら浮かばないだろう、そしてもし頭がいいとくれば二つ、一つ目は攻め入る必要がない、もう一つは、、、、グランドが来るのを常に待っている。
常に最悪のことを想定しろと誰かに言われた気がする。そして、賭けの時間だ。
グランドを攻撃するか,アースもろとも攻撃するか,まぁ結果的にはグランド周りのアースは全滅させないといけないが,アースを抑えているより頭を狙えってね。いわば攻撃優先順位だ。
「昨日、アースドラゴンを狩っていた者。」
俺がそういうと、列の中から何人かが手を挙げた。
「昨日までアースドラゴンは普通だったか?」
「は、はい。特に変わった様子はなかった、、、よな?」
「あぁ、特には。」
少し驚いた表情をしながら俺の問いへ二人の冒険者は答える。
なるほど、
「、、本部隊はこれから、王都へと接近してくるグランドアースドラゴンの討伐に取り掛かる!!、狙うは一体。グランドアースドラゴンだけだ!もし邪魔なら取り巻きを倒すのもよし。しかし討伐優先度はグランドアースドラゴンが上だ!忘れるな!!」
『はい!!』
「武装の準備をしておけ!。こういうのは油断している奴から先に死ぬ。」
『はい!!』
俺の熱演によって冒険者たちはそれぞれ準備を始めた、そして俺はまた嘘をついてしまったなぁ〜、と思った。




