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謎の少女の一日

いつも謎に包まれている少女がいる。

何故かいつの間にそこにいて、なにやら不思議な言葉を残す。

そんな彼女は、どのような生活を送っているのだろうか。

これは、それについてを描いた物語である。










謎の少女の一日


主演・語り手:中川美奈










午前6時32分。

私はその時間に目が覚める。


「ん……」


ひとしきり目を擦った後、私は顔を洗いに行く。

その後にトイレ等に行き、制服に着替える。

私は一人暮らしなので、朝食等は自分で作ることとなる。

この日の朝食は、目玉焼きを乗せたパンにすることにした。

パンをトースターの中に入れ、それと同時に卵を割り、フライパンの上に落とす。

そして、ある程度まで焼くと、同時にパンも焼ける。

我ながら、なんて流れ作業なのかしら。


「頂きます」


朝食を食べ終えるまでには、そんなに時間がかからない。

4,5分でそれを食べ終えると、皿を洗い、棚にしまったら、これにて学校に行く支度は完了。

そして私は、学校へと向かうのだ。










学校にやってきた私は、


「……なるほどな。確かにそうだな」


いつも私より早く来ている健太と吉行を見つける。

そっと後ろから……というわけではないが、私は二人に近づく。

そして。


「……そうね。私もそう思うわ」


いかにも最初から会話に参加していたかのように、会話に混ざる。


「そうだよね……って、美奈さん!いたんだ……」


大抵はこういう反応が返ってくる。

そのことに気づくとは……やはり健太はやるわね。


「いや、お前、絶対にそれ違うからな。俺でさえ気づくからな」

「あら、レディの心の中を覗き見でもしたのかしら?」

「するか!ていうか、気づかれないようにそっと近づく奴がレディなんて言葉使うな!」


む……。

今の発言は少し訂正してもらいたいわね。

けど、いいわ。


「今日の私は機嫌がいいから、許してあげるわ」

「は?」


そう言うと、私は自分の席につく。


「……何だ?一体」

「いつもの美奈さんではあるよね」


そんな言葉が聞こえてきたような気がした。

……ところで私にも、気になる男の子の一人や二人……いえ、二人もいてはまずいわね。

とにかく、気になる男子はいたりする。

一応言っておくけど……健太のことではないわ。

私が気になっている男子が誰なのかは、自分で想像しなさい。

まぁ、私の身近な人ってことに変わりはないのだけど。


「おはよう、美奈」


そんな時に。


「おはよう、かなえ」


かなえもやってきたので、朝の時間は、かなえと会話をすることで終わった。










放課後。


「今からショッピングに行くんだけど、美奈もいかない?」


ミサからこんな誘いを受けた。

けど、


「ごめん。今日はちょっと無理なのよ」


そう。

今日は用事があって行けないのだ。


「そっか……それじゃあまた今度だね」

「せっかく誘ってくれたのに……ごめんなさい」

「いいって。てか、謝ることじゃないわよ」


まあ、そうでもあるわね。


「それじゃあ先に帰るわね」

「うん、また明日!」

「じゃあな」

「また明日!」


健太達に挨拶をすると、様々な反応が返ってきた。

私はそれを確認すると、廊下を走り、急いで下駄箱へと向かう。

途中、



(ドンッ!)



誰かにぶつかった気がしたが、この際無視の方向で。


「おい、ちょっと待てよ!」


無視無視。

目指すは……!!















家に帰って来て。


「ふぅ……ついに手に入れた」


不敵な笑みを浮かべてしまう自分がいた。

右手には紙袋。

中身は……先程買ってきた、K○yの新作ソフト。

用事と言うのは、今日がP○2専用ソフトである、新作ソフトの発売日だったってこと。

……大した用事でもなかったわね。

これなら、買い物についていった方が楽しかったかしら。


「……ま、いいわ。早くやりましょ」


そう呟くと、早速それを起動させる。

本日は、それ以降はゲームをして過ごした。















どうかしら。

これが私の一日の流れよ。

最も、私としては夜が一日の始まりなのだけどね。

それじゃあ、またの機会にお会いしましょう。















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